女性の薄毛は、ホルモン変化、栄養状態、ストレス、出産、内科的な病気、頭皮疾患が関わることがあります。急な脱毛や体調変化がある場合は、FAGA治療だけで進めず検査も検討します。
まず押さえたいポイント
この記事で扱う範囲を、治療の目的・注意点・受診の目安に分けて整理します。
更年期、産後、月経変化などが抜け毛に関係することがあります。
貧血、甲状腺、栄養状態、薬剤などの確認が必要な場合があります。
赤み、かゆみ、フケ、痛みがある場合は皮膚疾患を確認します。
診察前に確認しておくこと
症状や薬の相談をスムーズにするため、事前に整理しておきたい情報です。
原因を切り分ける質問
いつから、どの部位が、どの程度変化したかに加え、出産、発熱、体重変化、月経、内服薬を確認します。
- 発症時期
- 体調変化
- 頭皮症状
- 生活変化
検査を考えるサイン
疲れやすさ、動悸、月経変化、急な体重変化、抜け毛の急増などがある場合は採血を検討します。
- 貧血
- 甲状腺
- 栄養状態
- 炎症
このテーマで特に確認したいこと
受診前に知っておきたい判断材料を、このテーマに絞って整理しています。
このページでは、FAGA治療薬の説明よりも、なぜ抜け毛が起きているのかを整理します。ホルモン変化、鉄不足、甲状腺、産後、急な体重変化、薬剤、頭皮疾患などを分けて考えます。
疲れやすい、動悸がする、月経量が変わった、急に体重が変わった、産後の抜け毛が長引くなどは、薄毛治療だけでなく検査の判断に関わります。受診時は髪以外の症状も伝えてください。
赤み、かゆみ、痛み、フケ、かさぶたがある場合は、FAGAだけでなく皮膚疾患を確認します。頭皮の炎症が強い状態で外用薬を始めると刺激が出やすくなるため、まず皮膚症状の診療が必要なことがあります。
こんな時はどう考える?
よくある相談を、受診時に確認する内容へ落とし込みます。
一時的な休止期脱毛のことがありますが、長引く場合は確認します。
授乳中の薬の使用可否も相談してください。生活変化や睡眠、体調を含めて確認します。
急な脱毛は早めに相談してください。頭皮疾患が関係することがあります。
薄毛薬より先に皮膚症状の治療が必要な場合があります。相談から継続確認まで
治療は始める前の確認と、始めた後の副作用・写真比較がセットです。
要点の整理
判断に迷いやすい点を表で確認します。
| ゆっくり進む薄毛 | FAGAなどが考えられます。写真で経過を確認します。 |
|---|---|
| 急に増える抜け毛 | 休止期脱毛、円形脱毛症、内科的要因を確認します。 |
| 頭皮症状あり | 脂漏性皮膚炎、かぶれ、感染症など、皮膚疾患の診療を検討します。 |
監修医師
症状や治療歴によって、来院・オンライン相談・検査の必要性は変わります。
吉井恭平池袋サンシャイン通り皮膚科院長女性の薄毛の原因は一つとは限りません。体調変化、月経、出産、ストレス、内服薬、頭皮症状を一緒に確認することで、外用薬だけでよいのか、検査や別の治療が必要かを判断しやすくなります。髪以外の症状も遠慮なく伝えてください。
よくある質問
受診前に気になりやすい点をまとめました。
女性の薄毛はストレスだけが原因ですか?
ストレスが関係することはありますが、ホルモン変化、貧血、甲状腺、頭皮疾患なども確認が必要です。
産後の抜け毛は放置してよいですか?
自然に落ち着くこともありますが、長引く、急激に増える、体調変化を伴う場合は相談してください。
参考情報
薬剤やオンライン診療の情報は、公式情報もあわせて確認しています。
- 日本皮膚科学会 一般公開ガイドライン
- 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版
- PMDA プロペシア錠(フィナステリド)添付文書情報
- PMDA ザガーロカプセル(デュタステリド)添付文書情報
- PMDA フィナステリドの使用上の注意の改訂について
- PMDA ミノキシジル外用薬に関する一般用医薬品資料
- 厚生労働省 オンライン診療について
- 厚生労働省 オンライン診療の適切な実施に関する指針
- 厚生労働省 医療法における病院等の広告規制について
- PMC Female Pattern Hair Loss: a clinical and pathophysiological review
- PMC Female pattern hair loss: A clinical, pathophysiologic, and therapeutic review
- NCBI Bookshelf Androgenetic Alopecia
本ページは一般的な情報提供であり、診断を確定するものではありません。症状や既往歴によって適した治療は異なります。