頭皮キュアジェットの位置づけ
AGA・FAGAの診断と薬物治療を土台に、頭皮へ直接アプローチする補助治療として組み合わせます。
治療開始時から併用できます
薬の効果が乏しくなってから追加するだけでなく、適応があれば内服薬・外用薬と同じ時期から始められます。薄毛の進行度、頭皮の状態、妊娠希望、持病、服用中の薬を確認して治療を組み立てます。
標準治療の代わりではありません
頭皮キュアジェット単独でAGA・FAGAの進行を十分に抑えられると確立しているわけではありません。男性AGAではフィナステリド・デュタステリド、男女の発毛治療ではミノキシジルなどの治療を軸に考えます。
頭皮キュアジェットの仕組み
針の代わりに高速の微細なジェットを使い、選択した薬剤を頭皮へ届けます。
キュアジェットは、電磁力でピストンを動かし、細いノズルから薬液を高速の微細なジェットとして噴射する注入機器です。ジェットが頭皮表面を通過し、薬剤を皮内へ分散させます。針を刺して一点ずつ注入する方法とは、薬剤の広がり方や刺激の感じ方が異なります。
電磁力で薬液を細いノズルから高速噴射します。
頭皮表面を通過した薬液が、組織内へ分散します。
薄毛の分布に合わせ、照射位置と間隔を調整します。
頭皮に合わせたオーダーメイド照射
同じAGA・FAGAでも、薄毛の範囲、毛量、頭皮の厚みや刺激への感じ方は異なります。当院では一律の設定ではなく、診察と施術中の反応を見ながら調整します。
目的とエビデンスを踏まえ、ミノキシジル外用薬・ジュベルック・ボトックスから選択します。
生え際、頭頂部、分け目など、薄毛の分布に合わせて施術範囲を決めます。
頭皮の状態と毛量を確認し、出力や照射位置の間隔を調整します。
内服薬・外用薬との役割を分け、治療全体の組み合わせを設計します。
ノズルを頭皮から離して照射し、治療範囲へ薬剤を導入します。頭皮キュアジェットでは、この薬剤導入を目的とした照射を中心に考えます。
AGAメソセラピー・頭皮注入治療との違い
AGAメソセラピー(頭皮メソセラピー)は、薬剤や成分を頭皮へ届ける治療の総称です。使う機器、導入方法、薬剤は医療機関ごとに異なります。
注射針や注入機器を使い、薬剤を頭皮へ投与します。方法によって深さ、広がり方、刺激が異なります。
注射針を使わず、高速の微細なジェットで薬剤を皮内へ分散させます。薄毛の範囲に合わせて照射します。
「メソセラピー」という名称だけで効果は決まりません。薬剤ごとの根拠と限界、内服・外用治療との役割を分けて選びます。
頭皮キュアジェットは標準的なAGA・FAGA治療薬の代わりではありません。薬剤の種類、施術方法、治療間隔は診察で決定します。
導入する3種類の薬剤
期待できる作用とエビデンスの強さが異なります。最も強い治療を選ぶのではなく、目的に合う薬剤を選びます。
ミノキシジル外用薬
発毛治療を重視する方へ。頭皮へのミノキシジル導入を検討します。
- 発毛を促す治療を頭皮側から補助
- 内服・外用薬との併用を調整
- AGA・FAGAのどちらでも検討
ジュベルック
PDLLAを用い、頭皮環境への補助的なアプローチを検討します。
- 頭皮の組織環境への補助的アプローチ
- 薬物治療とは異なる機序を追加
- 標準治療を継続しながら検討
ボトックス
皮脂や頭皮環境への補助的な選択肢として、適応を慎重に判断します。
- 頭皮環境への補助的アプローチ
- 男性AGAの小規模研究が中心
- 標準治療で不足する部分を補助
AGA・FAGAそれぞれの組み合わせ方
頭皮施術だけで完結させず、進行抑制と発毛治療の役割を分けて考えます。
進行を抑える薬+発毛治療+頭皮施術
フィナステリドまたはデュタステリドを軸に、発毛を希望する場合はミノキシジルと頭皮キュアジェットを組み合わせます。
- 進行度に応じてフィナステリド/デュタステリド
- ミノキシジル内服・外用を調整
- 頭皮キュアジェットを初期から併用可能
原因の確認+発毛治療+頭皮施術
鉄不足、甲状腺、産後の変化などを確認し、ミノキシジルを中心に治療します。状態に応じてスピロノラクトンも検討します。
- 薄毛の原因と妊娠希望・持病を確認
- ミノキシジルと必要な内服薬を調整
- 頭皮キュアジェットを初期から併用可能
現在分かっていること・分かっていないこと
薬剤そのものの根拠と、キュアジェットで導入する根拠を分けてご案内します。
頭皮キュアジェット
導入キャンペーン
導入を記念して、期間限定のキャンペーン価格をご用意しています。ミノキシジル外用薬・ジュベルック・ボトックスから、診察で選んだ基本薬剤の料金を含みます。
表示価格は税込です。キャンペーンは予告なく終了する場合があります。池袋院をWEB予約施術範囲、使用薬剤、出力は診察で決定します。導入キャンペーンは予告なく終了する場合があります。自由診療のため公的医療保険は適用されません。
施術の流れと通院の目安
当院では、まず1か月に1回、3〜6か月を目安に経過を確認します。
施術前に伝えていただきたいこと
安全に施術するため、体調・持病・服用薬・頭皮症状を診察時に伝えてください。
妊娠・授乳・妊娠希望
頭皮の炎症・感染・傷
出血しやすい方
薬剤アレルギー
ボトックスを希望する方
施術後の症状
AGA・FAGAを目的としたキュアジェットによる薬剤導入、ジュベルックの頭皮使用、ボツリヌストキシンの頭皮使用などは、国内承認された効能・効果や使用方法の範囲外を含みます。必要な説明を行い、同意のうえで施術します。

頭皮キュアジェットは、治療薬と別の役割を持つ補助治療としてご案内します。導入薬剤によって根拠の強さが違うため、「何となく良さそう」で選ばず、標準治療と組み合わせる意味、期待できる範囲、限界を説明してから施術します。
頭皮キュアジェットのよくある質問
AGAメソセラピーとの違いは何ですか?
AGAメソセラピーは、薬剤や成分を頭皮へ届ける治療の総称です。頭皮キュアジェットは、注射針を使わず高速の微細なジェットで薬剤を皮内へ分散させる方法です。導入する薬剤と根拠も含めて比較することが大切です。
AGA・FAGA治療薬と同時に始められますか?
適応があれば、内服薬・外用薬と同じ時期から併用できます。頭皮キュアジェットは標準的な薬物治療の代わりではなく、補助的に組み合わせます。
どの導入薬剤を選べばよいですか?
発毛治療を重視する場合はミノキシジル外用薬を中心に検討します。ジュベルックとボトックスは研究段階の補助的な選択肢で、頭皮の状態と希望により医師が提案します。
何回くらい受けますか?
当院では1か月に1回、まず3〜6か月を目安に経過を確認します。必要な回数は薄毛の状態、併用薬、導入薬剤により異なります。
オンライン診療だけで施術できますか?
頭皮キュアジェットは池袋院で行う対面施術です。AGA・FAGA治療薬は東京オンラインクリニックでも相談できます。
AGA・FAGA治療と一緒に
頭皮へのアプローチをご相談ください
頭皮キュアジェットは池袋院で行います。診察で適応と導入薬剤を決定します。
参考情報
- 日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版
- Needle-Free Jet Injection of Poly-(Lactic Acid) for Atrophic Acne Scars: CureJetの作動原理を含む文献レビュー
- Therapeutic Performance of Needle Injection Versus Needle-Free Jet Injector System
- Intradermal injections with 0.5% minoxidil for female androgenetic alopecia: randomized placebo-controlled trial
- Microneedle frequency adjunct to 2% minoxidil in female androgenetic alopecia: randomized trial
- PDLLA scalp microinjection protocol for non-scarring alopecia: prospective pilot case series
- PDLLA delivered via needle-free injection (CUREJET) for facial rejuvenation
- Use of botulinum toxin for androgenic alopecia: systematic review
- Botulinum toxin in male androgenetic alopecia: randomized clinical trial
医療監修:吉井恭平(池袋サンシャイン通り皮膚科 院長)/最終更新:2026年8月7日。本ページは一般的な情報提供であり、診断や効果を保証するものではありません。頭皮キュアジェットは自由診療です。