
ディレグラ配合錠の基本情報
薬の役割、対象、剤形を先に確認します。
抗ヒスタミン薬に血管収縮成分を加えています。
食事の影響を受けるため、処方された空腹時の飲み方を守ります。
鼻づまり改善後はフェキソフェナジン単剤などへの切替を検討します。

鼻づまりが強い時期に必要最短期間で用い、改善後は単剤へ戻すことを検討する薬です。薬名だけで決めず、症状、部位、治療歴、持病、妊娠・授乳、併用薬を確認して選択します。
一般名:フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン
| 成分 | フェキソフェナジン塩酸塩30mg・塩酸プソイドエフェドリン60mg(1錠中) |
|---|---|
| 対象 | 鼻閉症状が中等症以上のアレルギー性鼻炎 |
| 年齢 | 通常12歳以上 |
| 飲み方の基本 | 通常1回2錠を1日2回、朝・夕の空腹時。必ず処方指示と電子添文を優先します。 |
ディレグラ配合錠を処方するときに考えていること
日々の診療で、処方・治療選択の際に実際に確認していることをお伝えします。

私は、くしゃみや鼻水だけでなく、睡眠や日中の活動を妨げる鼻づまりが強いアレルギー性鼻炎でディレグラを検討します。アレグラに血管収縮成分を加えた薬なので、同じ感覚で長く続ける薬ではありません。血圧、脈拍、眼や排尿の病気を確認し、鼻づまりが軽快したら抗ヒスタミン薬単剤などへの切り替えを考えます。
- 処方を考える場面
- 鼻閉が中等症以上で、口呼吸や睡眠障害など生活への影響があり、短期間の血管収縮成分追加が適すると判断した場面です。
- 処方前に確認すること
- 高血圧、冠動脈疾患、緑内障・眼圧上昇、尿閉・前立腺肥大、甲状腺機能亢進、腎機能、妊娠・授乳、併用薬を確認します。
- 処方後に確認すること
- 鼻づまりの改善に加え、血圧・脈拍、不眠、動悸、頭痛、手の震え、排尿しにくさ、眼症状がないかを確認します。
- 別の治療を選ぶ場面
- 鼻閉が軽い場合や循環器・眼・排尿のリスクが高い場合は単剤や鼻噴霧薬を選びます。鼻閉が軽快したら速やかな切り替えを検討します。
この診療メモは当院での一般的な判断の考え方です。個別の処方は診察所見と患者背景によって異なります。主な確認資料:PMDA ディレグラ配合錠電子添文
ディレグラ配合錠の使い方
処方時の指示を優先し、自己判断で量・回数・期間を変えないでください。
鼻水・くしゃみだけでなく、睡眠や口呼吸を妨げる鼻閉か確認します。
食前・食後の間隔を処方時に確認し、錠剤を割ったり砕いたりしません。
動悸、不眠、頭痛、手の震え、血圧上昇、排尿しにくさに注意します。
鼻づまりが落ち着いたら配合剤を終了し、維持薬を見直します。
他の治療との使い分け
同じ症状でも、治療目的・剤形・安全性で選択が変わります。
| 治療 | 役割 | 使い分けの要点 |
|---|---|---|
| ディレグラ | フェキソフェナジン+プソイドエフェドリン | 強い鼻づまりに短期、循環器等の禁忌に注意 |
| アレグラ | フェキソフェナジン単剤 | 鼻水・くしゃみ・かゆみ、比較的眠気が少ない |
| 鼻噴霧用ステロイド | 鼻粘膜の炎症を抑制 | 持続性・中等症以上では基本治療として検討 |
副作用・使用前の注意
早めに相談したい変化も含めて確認します。
頭痛、不眠、動悸、血圧上昇、口渇、排尿困難などが起こることがあります。胸痛や強い動悸は早めに相談してください。
重い高血圧、重い冠動脈疾患、閉塞隅角緑内障、尿閉、交感神経刺激薬の併用などでは使用できない場合があります。
腎機能低下、高齢、甲状腺機能亢進、糖尿病、前立腺肥大、妊娠・授乳では個別に安全性を評価します。
池袋でディレグラ配合錠を相談したい方へ
池袋駅東口・サンシャイン通り周辺で、診断と薬の適応を確認します。
症状、部位、経過、重症度と似た病気を確認します。
持病、妊娠・授乳、併用薬、必要な検査を確認します。
効果、副作用、継続・変更・終了の時期を決めます。
診察の結果、別の治療が適切と判断する場合があります。予約は処方を保証するものではありません。
よくある質問
アレグラ2錠と同じですか?
同じではありません。ディレグラにはプソイドエフェドリンが含まれ、禁忌や副作用、飲み方が異なります。
食後に飲んでもよいですか?
通常は空腹時に服用します。処方時の指示を確認してください。
鼻づまりが治っても続けますか?
必要最短期間が原則です。改善後は単剤などへ切り替えるか処方元に確認してください。
処方を考える医師向け情報
添付文書とエビデンスを前提に、導入・再評価・中止条件を整理します。
医療従事者向けの専門情報を開く
鼻閉が中等症以上であることを確認し、鼻中隔弯曲、副鼻腔炎、薬剤性鼻炎等を鑑別する。
重症高血圧、重症冠動脈疾患、閉塞隅角緑内障、尿閉、MAO阻害薬等の併用を確認する。
徐放性製剤のため破砕を避け、空腹時服用を説明する。プソイドエフェドリン曝露を必要最短期間にする。
血圧、脈拍、不眠、排尿、眼症状を確認し、鼻閉改善後はフェキソフェナジン単剤等へ段階的に切り替える。
鼻噴霧用ステロイドや鼻洗浄を含む局所治療を組み合わせ、経口血管収縮薬のみへ依存しない。
フェキソフェナジン単剤に対する鼻閉改善の上乗せは示されるが、安全性から長期維持薬としての位置づけではない。
本セクションは医療従事者向けです。適応・用法・禁忌は診察時点の最新電子添文、適正使用情報、施設基準を優先してください。
監修医師

池袋サンシャイン通り皮膚科 院長。薬剤名から調べる患者さんが、効能だけでなく、自分の症状に適する条件、使い方、受診すべき変化まで確認できるよう監修しています。診療では皮疹・創面・鼻眼症状の所見、治療歴、持病、妊娠・授乳、併用薬を確認し、薬剤の利益がリスクを上回るかを判断します。
医療従事者向け情報はPMDA電子添文、国内外の診療ガイドライン、主要な比較試験・系統的レビューを照合し、適応、導入前評価、モニタリング、中止・変更条件を分けて記載しています。記事は診療そのものを代替せず、実際の処方は診察時点の最新情報と患者背景に基づきます。
院長紹介を見る最終医学確認日:2026年9月5日
参考文献
- PMDA ディレグラ配合錠電子添文
- Fexofenadine/pseudoephedrine combination randomized trial
- ARIA-EAACI allergic rhinitis guideline 2024-2025
最終医学確認日:2026年9月5日。掲載内容は一般的な医療情報で、個別の診断・処方を代替しません。