
01
症状と治療段階で薬を選ぶ
丘疹膿疱型ではロゼックスゲルが保険診療の中心です。赤みだけが残る場合や眼症状がある場合は、外用薬を増やすより別の治療・専門連携を考えます。
| 区分 | 代表例 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 丘疹・膿疱 | ロゼックスゲル | 炎症性皮疹に対する外用メトロニダゾール。 |
| 内服治療 | テトラサイクリン系 | 中等症以上などで病型と適応を確認して検討。 |
| 赤み・血管 | スキンケア・機器治療 | 固定紅斑や毛細血管拡張は薬とは別の評価が必要。 |
02
薬と関連する診療を確認
同じ症状でも病型・重症度・持病により処方は変わります。
03
処方を考える医師向け情報
治療標的・鑑別・導入前評価・再評価時期を具体化します。
Phenotype
ETR、PPR、phymatous、ocularを分け、患者の主訴と治療標的を一致させます。
ETR、PPR、phymatous、ocularを分け、患者の主訴と治療標的を一致させます。
鑑別
痤瘡、口囲皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、Demodex、TCS誘発を確認します。
痤瘡、口囲皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、Demodex、TCS誘発を確認します。
第一選択
丘疹膿疱型では国内ガイドラインが0.75%メトロニダゾール外用を推奨度Aとしています。
丘疹膿疱型では国内ガイドラインが0.75%メトロニダゾール外用を推奨度Aとしています。
反応評価
炎症性皮疹数、IGA、紅斑、灼熱感、QOLを8~12週で評価します。
炎症性皮疹数、IGA、紅斑、灼熱感、QOLを8~12週で評価します。
赤み治療
固定紅斑・telangiectasiaでは外用抗炎症薬の限界を説明し、機器治療等を分けます。
固定紅斑・telangiectasiaでは外用抗炎症薬の限界を説明し、機器治療等を分けます。
眼症状
眼痛、羞明、視力低下、反復霰粒腫では眼科連携を考えます。
眼痛、羞明、視力低下、反復霰粒腫では眼科連携を考えます。
05
監修医師

池袋サンシャイン通り皮膚科 院長
吉井 恭平
薬の情報を調べる時は、効能だけでなく「自分の症状に合うか」「安全に続けるために何を確認するか」「いつ効果判定するか」を一緒に見ることが大切です。当院では、皮疹や症状の部位・重症度、これまでの治療、持病、妊娠・授乳、他院処方や市販薬まで確認し、薬の利益がリスクを上回るかを判断します。
とくに生物学的製剤、JAK阻害薬、免疫抑制薬、舌下免疫療法、ホルモン製剤などは、開始前検査や継続中のモニタリングが治療の一部です。記事はPMDA添付文書、国内外の診療ガイドライン、主要なランダム化比較試験・系統的レビューをもとに更新していますが、実際の処方は診察時点の最新情報と個々の状態に基づいて決定します。