30%塩化アルミニウム軟膏とは|手汗・足汗・脇汗の外用治療
30%塩化アルミニウム軟膏の効果、使い方、注意点、他の多汗症治療薬との違いを整理します。池袋で手汗・足汗・脇汗を相談したい方にも、診察で確認するポイントがわかる構成です。
30%塩化アルミニウム軟膏の位置づけ
当院では、提携薬局で独自に調合してもらう30%塩化アルミニウム軟膏を、多汗症治療の重要な外用選択肢として位置づけています。手汗・足汗・脇汗で相談でき、費用は50gあたり1,000円です。
当院では、提携薬局で独自に調合してもらう30%塩化アルミニウム軟膏を扱っています。自費診療で費用は50gあたり1,000円です。調製薬のため公式の統一された製剤写真は掲載せず、受け取り方法、塗布量、ODTの併用、刺激時の調整は診察時に確認します。
まず結論
手汗・足汗・脇汗の部位、生活への支障、皮膚のかぶれやすさ、湿疹の有無を確認して塗布方法を調整します。手汗・足汗ではODT(密封療法)を併用することがあります。
30%塩化アルミニウム軟膏の処方を検討するときに確認すること
薬を選ぶ前の確認点と、治療を見直す目安をお伝えします。

FROM THE CLINIC
- 処方を考える場面
- 手汗・足汗・脇汗で困っており、部位に合わせた外用治療を希望する場合に検討します。提携薬局で調製する自費の軟膏です。
- 処方前に確認すること
- 湿疹、ひび割れ、剃毛後の刺激、過去のかぶれを確認し、塗る範囲・頻度と密封療法の必要性を決めます。
- 処方後に確認すること
- 汗が減ったかだけでなく、赤み・かゆみ・ヒリつき、皮むけ、使用を続けられる頻度を確認します。
- 治療を見直す目安
- 強い刺激や湿疹が出たら一度休んで相談してください。皮膚の状態と使用手順を確認しても改善が乏しい場合は別の治療を検討します。
公的資料や文献を踏まえた一般的な確認事項です。個別の処方は診察所見と患者さんの背景に応じて判断します。主な確認資料:日本皮膚科学会:原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版(2023年12月一部改訂)、藤本智子ほか:手掌多汗症に対する塩化アルミニウム外用剤の二重盲検比較研究(2013)、当院の多汗症治療:30%塩化アルミニウム軟膏とODT療法。参考資料確認日:2026年9月6日
使い方と診察で確認すること
1日1回、就寝前に汗の気になる部位へ薄く塗布します。手汗・足汗では、手袋や靴下などで密封するODT(密封療法)を併用することがあります。
30%濃度の軟膏を提携薬局で独自に調合してもらい、手汗・足汗・脇汗の外用治療として相談できるようにしています。
就寝前に薄く塗布します。手汗・足汗では塗布後に手袋や靴下で密封し、翌朝外すODTを併用することがあります。
30%塩化アルミニウム軟膏は自費診療で、費用は50gあたり1,000円です。保険外用薬とは対象部位や制度上の扱いが異なります。
かゆみ、赤み、ヒリヒリ、湿疹悪化があれば、塗布量・頻度・密封時間・休薬を見直します。
他の多汗症治療薬との違い
多汗症の薬は部位で使い分けます。脇汗用の薬を手汗に使う、手汗用の薬を脇に使う、といった自己判断は避けてください。
表は左右に動かして確認できます
| 薬・治療 | 主な部位 | 剤形 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| エクロックゲル | 脇汗 | ゲル剤 | 原発性腋窩多汗症で使う外用抗コリン薬。 |
| ラピフォートワイプ | 脇汗 | ワイプ製剤 | 同じ脇汗でも使い切りタイプが合う方で検討します。 |
| アポハイドローション | 手汗 | ローション剤 | 原発性手掌多汗症で使う外用抗コリン薬。 |
| 30%塩化アルミニウム軟膏 | 手汗・足汗・脇汗 | 30%軟膏 | 当院が重視する自費の調製軟膏。手汗・足汗ではODTも相談します。 |
副作用・注意点
塩化アルミニウムでは、塗布部位の刺激や湿疹に注意します。皮膚の状態に合わせて塗布頻度や密封療法を調整します。
処方された部位・回数・量を守り、目や口に薬が触れないよう注意してください。強い赤み、かゆみ、ヒリつき、湿疹の悪化があれば使用を休み、相談してください。
急に汗が増えた、全身の寝汗がある、発熱や体重減少がある、左右差が強い、皮膚炎が強い場合は、薬だけでなく原因の確認が必要です。
池袋で30%塩化アルミニウム軟膏を相談したい方へ
池袋駅東口・サンシャイン通り周辺で手汗・足汗・脇汗の薬を相談したい方に、汗の部位、生活支障、禁忌、使いやすさを確認して処方を考えます。
脇、手、足、顔、全身のどこが困るかを分けます。
剤形、塗るタイミング、手洗い、目への曝露を確認します。
発汗と生活支障の改善、かぶれ、塗布量・頻度、密封療法の負担を再診で確認します。
よくある質問
30%塩化アルミニウム軟膏は保険の薬ですか?
当院では自費診療として扱っています。費用は50gあたり1,000円です。保険適用の外用薬とは対象部位や制度上の扱いが異なるため、診察時に説明します。
30%塩化アルミニウム軟膏はどこで受け取りますか?
当院が提携する薬局で独自に調合してもらう外用薬です。受け取り方法や受け取りまでの流れは、診察時にご案内します。
ODT(密封療法)とは何ですか?
薬を塗った後に手袋や靴下などで覆い、成分が皮膚に触れる時間を確保する方法です。手汗・足汗で併用することがありますが、刺激が出る場合は調整します。
かぶれた場合は続けてもよいですか?
赤み、ヒリヒリ、湿疹が出た場合は中止や頻度調整が必要なことがあります。診察で相談してください。
処方・鑑別・安全管理を確認するための情報です。患者さんは上部の患者向け説明をご覧いただき、薬の開始・変更・中止は自己判断せず診察時にご相談ください。
患者さん向け情報へ戻る ↑FOR PRESCRIBERS / MEDICAL PROFESSIONALS
処方医向け:30%塩化アルミニウム軟膏の医学情報
発汗部位、調製軟膏の位置づけ、刺激性皮膚炎、塗布方法と治療変更を確認します。
発汗部位、二次性多汗症、生活支障、禁忌・副作用、使用手技を確認して段階的な治療を設計します。 正確な効能・用法・禁忌は最新の電子添文・適正使用資料を優先してください。
最初の要点を開いています。見出しから「適応」「処方設計」「安全性」「再評価」「一次資料」を必要な順に確認できます。
適応判定診断基準
多汗症治療薬は、部位別適応、二次性多汗の除外、抗コリン作用の安全性評価、生活支障の定量化を合わせて処方設計します。
6か月以上続く局所の過剰発汗、左右対称性、睡眠中は止まる、週1回以上、25歳以下で発症、家族歴、日常生活支障などを確認し、原発性局所多汗症の診断に近いかを整理します。
処方設計重症度評価
HDSS、発汗部位、衣服や紙が濡れる程度、対人・学業・業務への影響、DLQI/QOLを確認します。薬効判定は汗の量だけでなく生活支障の改善で見ます。
処方設計二次性多汗
発熱、体重減少、夜間発汗、甲状腺疾患、糖尿病、感染症、更年期、薬剤性、神経疾患、全身性発汗を示す所見があれば内科的評価を考えます。
処方設計部位別選択
腋窩ではソフピロニウムやグリコピロニウム、手掌ではオキシブチニン外用や当院の30%塩化アルミニウム軟膏などを検討します。ODTを検討する場合は塩化アルミニウムの使用法として個別に指導し、アポハイドの塗布後に気密性の高い手袋で密封しないよう区別します。
安全管理安全性
塩化アルミニウム自体は抗コリン薬ではなく、主に刺激性接触皮膚炎、湿疹・亀裂の悪化に注意します。塗布部位、量・頻度、密封の有無を確認し、強い刺激があれば休薬して再評価します。抗コリン薬を併用している場合は、その薬固有の副作用を別途確認します。
再評価治療変更
外用の手技、塗布量、皮膚刺激、使用継続性を確認し、不十分なら別剤、ボツリヌストキシン注射、イオントフォレーシスなどへ段階的に相談します。
EVIDENCE参考にした主なエビデンス
臨床判断調製30%軟膏の位置づけ・濃度の外挿・刺激性皮膚炎
日本皮膚科学会ガイドラインは塩化アルミニウム外用を腋窩・手掌で推奨度B、足底でC1としています。国内の90例を対象とした無作為化二重盲検研究は20%液・50%液・プラセボの8週間比較であり、当院の30%調製軟膏を直接評価したものではありません。濃度、基剤、塗布法が違う研究から、この軟膏固有の治癒率や他治療に対する優越性は断定しません。処方の根拠と患者ごとの反応を分けて説明します。 日本皮膚科学会:原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版(2023年12月一部改訂)、藤本智子ほか:手掌多汗症に対する塩化アルミニウム外用剤の二重盲検比較研究(2013)
主な実務上の課題は刺激性接触皮膚炎と継続可能な塗布法です。汗の部位、湿疹・亀裂、乾いた皮膚への使用、塗布量・頻度を確認し、手掌・足底の密封療法は皮膚所見に合わせて個別に判断します。改善後は頻度調整を検討し、刺激が続くときは休薬と皮膚炎の治療を優先します。塩化アルミニウム自体は抗コリン薬ではありません。アポハイド等を併用する場合は、それぞれの塗布方法・副作用を分け、密封の指示を他剤に流用しないようにします。 日本皮膚科学会:原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版(2023年12月一部改訂)、当院の多汗症治療:30%塩化アルミニウム軟膏とODT療法
参考資料確認日:2026年9月6日
SOURCES一次資料・診療ガイドライン
- 日本皮膚科学会:原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版
- 日本皮膚科学会:原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年12月一部改訂
- PMDA 医療用医薬品情報検索
- 池袋サンシャイン通り皮膚科:池袋の多汗症治療
- Hölzle E, et al. Management of hyperhidrosis by tap water iontophoresis and topical aluminum chloride
- Ahn SW, et al. Comparative study of 20% aluminum chloride solution and botulinum toxin A injection in primary palmar hyperhidrosis
- 藤本智子ほか:手掌多汗症に対する塩化アルミニウム外用剤の二重盲検比較研究(2013)
本節は医療従事者の情報確認を目的とした整理です。実際の処方は最新の電子添文、適正使用資料、診療ガイドライン、患者背景および施設要件に基づいて判断してください。最終医学レビュー:2026年8月13日
監修医師
薬の基本情報だけでなく、選ぶ条件・避ける条件・改善後の出口まで確認しています。
監修医からのメッセージ
原発性・二次性、脇・手・足の違い
塗布・服用手順、生活に合わせた使い方
禁忌、副作用、効果不十分時の治療変更
参考文献
- 日本皮膚科学会:原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版
- 日本皮膚科学会:原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年12月一部改訂
- PMDA 医療用医薬品情報検索
- 池袋サンシャイン通り皮膚科:池袋の多汗症治療
- Hölzle E, et al. Management of hyperhidrosis by tap water iontophoresis and topical aluminum chloride
- Ahn SW, et al. Comparative study of 20% aluminum chloride solution and botulinum toxin A injection in primary palmar hyperhidrosis
- 藤本智子ほか:手掌多汗症に対する塩化アルミニウム外用剤の二重盲検比較研究(2013)
掲載内容は一般的な医療情報です。診断・処方は診察での確認をもとに判断します。