池袋サンシャイン通り皮膚科の診療スペース
Aquacim / Nadifloxacin

アクアチム(ナジフロキサシン)とは

アクアチムは、ナジフロキサシンを有効成分とする外用抗菌薬です。赤ニキビ・膿を伴うニキビや皮膚感染症で処方されることがあり、塗る場所、見直す時期、やめどきを確認して使う薬です。

個別の薬の説明外用抗菌薬赤ニキビ・黄ニキビ皮膚感染症
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アクアチムは外用の抗菌薬です

アクアチムの効果、塗り方、注意点、他のニキビ薬との違いを説明します。

まず結論
アクアチムは赤ニキビ・膿を伴う炎症期に検討する外用抗菌薬です。池袋でニキビ薬を相談する場合は、毛穴詰まり、炎症の強さ、過去の薬の反応を確認して処方を調整します。
向きやすい状態

赤みや腫れ、膿を伴う炎症性のニキビで検討されます。

主役ではない状態

白ニキビ・黒ニキビ、毛穴詰まり、ニキビ跡の治療は別の薬や治療を考えます。

使い続け方

改善後に漫然と続ける薬ではありません。効果と副作用を見て再診で調整します。

表は左右に動かして確認できます

一般名ナジフロキサシン
分類ニューキノロン系の外用抗菌薬
使われる場面添付文書上は、表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、化膿性炎症を伴うざ瘡などが対象です。
ニキビでの位置づけ赤ニキビ・膿を伴う炎症期に検討します。毛穴詰まりや維持療法の主役ではありません。
薬のしくみ細菌の増殖に関わるDNA複製を妨げ、アクネ菌やブドウ球菌などに対して抗菌作用を示します。
アクアチムクリーム1% 10gチューブの製剤写真
製剤写真:大塚製薬 医療関係者向け情報サイト(公式製品情報より)。実際に処方される薬の種類・規格・包装は診察時にご確認ください。
処方時に確認したいこと
  • 同じ有効成分でも、クリーム、ローション、軟膏などで使用感が変わります。
  • 顔、背中、頭皮、じゅくじゅくした部位など、塗る場所で選び方が変わります。
  • 以前もらった薬と見た目が似ていても、別の薬であることがあります。

このページは薬の一般的な説明です。実際の適応、塗る範囲、期間は診察で判断します。

診療

アクアチムを処方するときに見ていること

日々の診療で、処方の前後に実際に確認していることを患者さん向けにお伝えします。

池袋サンシャイン通り皮膚科 院長 吉井恭平

FROM THE CLINIC

吉井 恭平池袋サンシャイン通り皮膚科 院長

私は、赤い丘疹や膿疱があるという理由だけで、アクアチムを長く処方し続けることはありません。面皰が主体なのか、炎症性ニキビなのか、毛包炎などの皮膚感染症なのかを診察し、抗菌薬が必要な病変と期間を絞ります。炎症が落ち着いた後は、再発を抑えるためにBPOやアダパレンなど抗菌薬を含まない治療へつなぐことを大切にしています。

処方を考える場面
赤ニキビや膿疱、限局した毛包炎など、細菌の関与が考えられ、外用抗菌薬が届く範囲の病変で検討します。
処方前に確認すること
白ニキビ・黒ニキビ主体ではないか、酒さ・口囲皮膚炎・接触皮膚炎ではないか、過敏症歴と現在の外用薬を確認します。
処方後に確認すること
皮膚感染症では約1週間、ニキビでは約4週間を目安に反応を確認し、刺激・かぶれや病変の拡大があれば診断から見直します。
別の治療を選ぶ場面
面皰主体ならBPOやアダパレン、膿瘍・蜂窩織炎や発熱があれば培養、排膿、内服抗菌薬などを検討します。

この診療メモは当院での一般的な判断の考え方です。個別の処方は診察所見と患者背景によって異なります。主な確認資料:PMDA アクアチム医療用医薬品情報日本皮膚科学会 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023。最終医学確認日:2026年9月5日

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使い方の基本

添付文書では、適量を1日2回患部へ塗布し、ざ瘡では洗顔後に塗布するとされています。

洗う

ニキビでは洗顔後、こすらず水分を押さえます。

患部に塗る

医師に指示された赤み・膿のある部分へ、必要量を薄く塗ります。

手を洗う

塗布後は手を洗い、目や口の中に入らないようにします。

見直す

効き方と副作用を確認し、継続・変更・終了を判断します。

添付文書では、ざ瘡で4週間効果が認められない場合は使用を中止し、炎症性皮疹が消失した場合には継続使用しないこととされています。
自己判断で長く塗り続けるより、効き方を確認して治療を組み替えることが大切です。
皮膚感染症で使う場合は、より早い見直しが必要です。
添付文書では、表在性皮膚感染症・深在性皮膚感染症では1週間で効果が認められない場合は使用を中止するとされています。赤みや痛みが広がる、発熱がある、膿が増える場合は早めに受診してください。
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クリーム・ローション・軟膏の違い

同じナジフロキサシンでも、塗る場所や状態に合わせて剤形を考えます。実際にどの剤形を使うかは診察で判断します。

表は左右に動かして確認できます

剤形使い分けの考え方確認したいこと
クリーム顔などに塗りやすく、炎症性ニキビで処方されることがあります。乾燥や刺激感、塗る範囲を確認します。
ローション背中や頭皮など、毛のある部位で塗り広げやすいことがあります。液だれ、乾燥、刺激感を確認します。
軟膏保護力が必要な部位や皮膚感染症で検討されることがあります。べたつき、衣類への付着、塗る期間を確認します。
04

ニキビ治療薬の中での位置づけ

アクアチムは炎症や化膿に対する外用抗菌薬です。毛穴詰まりを減らす薬、維持療法の薬、配合剤とは目的が違います。

表は左右に動かして確認できます

悩みアクアチムの考え方別に検討すること
赤ニキビ・膿のあるニキビ炎症性皮疹で選択肢になります。範囲が広い場合は内服薬や配合剤を検討することがあります。
白ニキビ・黒ニキビ抗菌薬だけでは目的がずれやすい状態です。アダパレン、BPOなど毛穴詰まりに向いた薬を考えます。
ニキビ跡の赤み・色素沈着・凹みニキビ跡を治す薬ではありません。炎症を抑えた後に、跡の種類に合わせた治療を考えます。
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副作用・注意点

皮膚症状
かゆみ、刺激感、赤み、乾燥、かぶれ、ほてり感などが出ることがあります。強い症状や悪化があれば使用を止めて相談してください。
効かないとき
ニキビではない発疹、耐性菌、毛穴詰まり主体のニキビ、生活背景などで治療を変える必要があります。
  • 目や口の中、粘膜、傷の深い部分には自己判断で塗らないでください。
  • 他のニキビ薬と併用する場合は、塗る順番や範囲を確認してください。
  • 妊娠中・授乳中、乳幼児、アレルギー歴がある方は診察時に伝えてください。
  • 抗菌薬は必要な期間だけ使う薬です。炎症が落ち着いた後は、再発予防の治療へ切り替えることがあります。
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アクアチムを使う前に確認したいこと

処方を受ける患者さんが迷いやすい点を、診察前後に確認しやすい形でまとめます。

表は左右に動かして確認できます

確認項目ポイント
使う目的赤みや膿を伴う炎症性ニキビで検討する外用抗菌薬です。白ニキビ、黒ニキビ、ニキビ跡を主目的にする薬ではありません。
塗る場所医師に指示された患部へ薄く塗ります。顔、背中、頭皮など部位によって剤形や塗り方を調整します。
見直す時期ざ瘡では4週間で効果が認められない場合や、炎症性皮疹が消えた場合に治療を見直します。
相談したい症状赤み、かゆみ、刺激感、乾燥、かぶれ、悪化、膿の増加、妊娠・授乳、併用薬がある場合は診察時に伝えてください。
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池袋でアクアチムを相談したい方へ

池袋でアクアチムなど外用抗菌薬を相談したい方に向けて、赤ニキビ・膿の有無、毛穴詰まり、維持療法への切り替えを診察で確認します。

池袋駅周辺で相談

池袋駅東口・サンシャイン通り周辺で、保険診療の外用薬・内服薬を相談したい方に向けた案内です。

薬名と症状をつなぐ

薬名だけで選ばず、赤み、膿、かゆみ、乾燥、妊娠・授乳、併用薬を確認して処方を調整します。

再診で見直す

効き方、副作用、塗る範囲、続ける期間を確認し、継続・変更・終了を判断します。

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よくある質問

アクアチムはニキビ跡にも効きますか?

アクアチムは外用抗菌薬で、主に炎症や化膿を伴うニキビで検討する薬です。凹み、赤み、色素沈着などのニキビ跡は別の治療を考えます。

赤ニキビが消えた後も塗り続けますか?

炎症が消えた後に漫然と継続する薬ではありません。再発予防には別の外用薬へ切り替えることがあります。

白ニキビや黒ニキビにも使いますか?

白ニキビ・黒ニキビは毛穴詰まりが主体のため、アクアチムだけでは目的がずれやすい状態です。アダパレンやBPOなど、毛穴詰まりに向いた薬を検討します。

市販薬と一緒に使えますか?

刺激やかぶれが増えることがあるため、併用している市販薬やスキンケアは診察時に伝えてください。

ジェネリックはありますか?

ナジフロキサシンを有効成分とする後発医薬品が処方されることがあります。先発品・後発品の希望や使用感が気になる場合は診察時に相談してください。

PATIENT GUIDE

本文に出てくる医療用語

このページで使う専門用語を、患者さん向けに短く言い換えました。

BPO
過酸化ベンゾイル。ニキビ治療に使う成分です。
医療従事者向けここからは専門情報です

処方・鑑別・安全管理を確認するための情報です。患者さんは上部の患者向け説明をご覧いただき、薬の開始・変更・中止は自己判断せず診察時にご相談ください。

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FOR PRESCRIBERS / MEDICAL PROFESSIONALS

処方医向け:アクアチム(ナジフロキサシン)の医学情報

診断、病型、導入時の刺激・耐性対策、維持治療を既存の医師向け情報と一次資料から確認します。

ざ瘡、酒さ、口囲皮膚炎、感染症などを鑑別し、妊娠授乳、刺激対策、抗菌薬の出口を処方前に整理します。 正確な効能・用法・禁忌は最新の電子添文・適正使用資料を優先してください。

最初の要点を開いています。見出しから「適応」「処方設計」「安全性」「再評価」「一次資料」を必要な順に確認できます。

EVIDENCEエビデンス上の位置づけ

患者さん向けの記事ですが、処方設計の背景を確認したい医療者向けに、ガイドライン、系統的レビュー、添付文書から実務ポイントを整理します。

エビデンス上の位置づけ
アクアチムはナジフロキサシンを有効成分とする外用抗菌薬です。日本皮膚科学会2023では炎症性皮疹に外用抗菌薬を用いる考え方が示され、AAD 2024でも外用抗菌薬は推奨群に含まれます。一方でNICE NG198と抗菌薬耐性レビューでは、抗菌薬単独・長期使用を避け、BPOや外用レチノイドへ接続する方針が重視されています。
再評価処方設計の要点
処方設計の要点
赤ニキビ・膿疱など炎症性皮疹を短期の標的にし、面皰主体例や維持療法ではアダパレン/BPOを軸にします。ざ瘡では4週評価、炎症性皮疹消失後の中止を区切りに、非抗菌薬中心の再発予防へ移行します。
適応判定処方設計・モニタリングの確認表
観点専門的に確認したいポイント
適応と鑑別添付文書上は表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、化膿性炎症を伴うざ瘡などが対象です。ざ瘡、毛包炎、膿痂疹、酒さ、口囲皮膚炎、接触皮膚炎を鑑別し、炎症性皮疹に限定して目的を明確にします。
抗菌薬 stewardship外用抗菌薬単独で維持しない方針を初回から説明します。炎症が落ち着いたら、BPO、アダパレン、アダパレン/BPOなど非抗菌薬を中心とした維持療法へ切り替えます。
剤形と部位クリーム、ローション、軟膏で使用感が異なります。顔、背中、頭皮、毛のある部位、じゅくじゅくした部位などで塗布範囲、量、接触皮膚炎の出やすさを調整します。
見直しざ瘡では4週間で効果不十分なら中止を検討し、表在性・深在性皮膚感染症では1週間で効果が乏しければ診断と治療を再評価します。
安全性の説明かゆみ、刺激感、発赤、乾燥、接触皮膚炎を説明します。悪化、膿の増加、疼痛、発熱、範囲拡大があれば感染症の再評価が必要です。
処方設計追加の実務ポイント
  • NICE NG198では、外用抗菌薬単独、内服抗菌薬単独、外用抗菌薬と内服抗菌薬の同時使用を避ける方針が明記されています。
  • 抗菌薬耐性レビューでは、BPOと外用レチノイドの組み合わせを耐性対策の中心に据える考え方が示されています。
SOURCES一次資料・診療ガイドライン

本節は医療従事者の情報確認を目的とした整理です。実際の処方は最新の電子添文、適正使用資料、診療ガイドライン、患者背景および施設要件に基づいて判断してください。最終医学レビュー:2026年8月13日

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監修医師

薬の基本情報だけでなく、選ぶ条件・避ける条件・改善後の出口まで確認しています。

池袋サンシャイン通り皮膚科 院長 吉井恭平

MEDICAL SUPERVISOR

吉井 恭平

池袋サンシャイン通り皮膚科 院長

院長紹介・経歴を見る

監修医からのメッセージ

アクアチム(ナジフロキサシン)は、赤みやぶつぶつがあるという理由だけで選ぶ薬ではありません。ニキビ、酒さ、口囲皮膚炎、感染症などを見分け、重症度、部位、妊娠・授乳、これまでの治療反応を確認します。本ページでは、導入時の刺激対策、適切な使用期間、効果判定、悪化時に中止・再診する条件まで確認しています。

このページで医学的に確認した3点
01診断と適応

類似疾患、重症度、部位、患者背景

02導入方法

使用量、刺激対策、併用・スキンケア

03効果判定

継続期間、悪化・反応不良時の見直し

最終医学レビュー:2026年8月12日確認資料:PMDA電子添文・公的資料・診療ガイドライン