非ステロイド外用薬一覧|種類と使い分けを皮膚科医が解説

最終更新日: 2026-04-28
📋 この記事のポイント
  • ✓ 非ステロイド外用薬は、ステロイド外用薬と比較して長期使用しやすい炎症治療薬です。
  • ✓ 主な種類には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、免疫抑制外用薬、抗アレルギー薬があり、症状や部位に応じて使い分けます。
  • ✓ 副作用として皮膚刺激感や接触皮膚炎が報告されており、適切な使用方法と経過観察が重要です。
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき作成されています。記事内には当院の治療・サービスに関する情報が含まれます。

非ステロイド外用薬とは?その特徴と役割

非ステロイド外用薬の主な種類とそれぞれの作用機序を分かりやすく解説
非ステロイド外用薬の作用機序
非ステロイド外用薬とは、ステロイド成分を含まない外用薬の総称であり、主に炎症や痛みを抑える目的で使用されます。ステロイド外用薬に比べて作用は一般的に穏やかですが、長期使用による全身性の副作用のリスクが低いという特徴があります。
非ステロイド外用薬
ステロイド成分を含まず、炎症や痛みを緩和する目的で皮膚に塗布される薬剤の総称です。アトピー性皮膚炎や湿疹、関節痛など幅広い皮膚疾患に用いられます。
これらの薬剤は、プロスタグランジンなどの炎症性物質の生成を抑制したり、アレルギー反応を抑えたりすることで効果を発揮します。特に、アトピー性皮膚炎などの慢性的な炎症性皮膚疾患において、ステロイド外用薬の減量や休薬期間中の維持療法として重要な役割を担っています。当院の皮膚科外来では、ステロイド外用薬の使用に抵抗がある患者さまや、顔面などのデリケートな部位の治療を希望される患者さまに、非ステロイド外用薬を提案する機会が多くあります。 非ステロイド外用薬は、その作用機序によっていくつかの種類に分類されます。代表的なものとしては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)外用薬、免疫抑制外用薬、抗アレルギー薬外用薬などがあります。それぞれの薬剤が持つ特性を理解し、患者さまの症状や皮膚の状態、年齢、治療部位などを総合的に考慮して選択することが重要です。例えば、NSAIDs外用薬は関節痛や筋肉痛などの局所的な炎症に効果的である一方、アトピー性皮膚炎のような慢性的な皮膚炎症には免疫抑制外用薬や抗アレルギー薬が用いられることが多いです。 非ステロイド外用薬は、ステロイド外用薬と比較して皮膚萎縮や毛細血管拡張といった局所的な副作用のリスクが低いとされていますが、全く副作用がないわけではありません。塗布部位の刺激感、かゆみ、発赤などが報告されることがあります。そのため、使用開始後も定期的な診察で皮膚の状態を評価し、副作用の有無を確認することが不可欠です。実際の診察では、患者さまから「ステロイドは怖いけれど、この薬なら大丈夫ですか?」と質問されることがよくあります。その際には、それぞれの薬剤の特性と期待できる効果、注意すべき副作用について丁寧に説明し、納得して治療に取り組んでいただけるよう努めています。

非ステロイド外用薬の種類と作用メカニズム

非ステロイド外用薬は、その作用メカニズムによっていくつかの主要な種類に分類され、それぞれ異なる病態に対して効果を発揮します。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)外用薬

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)外用薬は、主に痛みや炎症を抑える目的で使用されます。これらの薬剤は、体内で炎症反応を引き起こすプロスタグランジンの生成に関わるシクロオキシゲナーゼ(COX)酵素を阻害することで効果を発揮します[1]。外用薬として使用することで、全身性の副作用を抑えつつ、患部に直接作用させることが可能です[3]
  • ジクロフェナクナトリウム(製品例: ボルタレンゲル、テープなど): 変形性関節症、肩関節周囲炎、腱鞘炎、筋肉痛などに用いられます。
  • ロキソプロフェンナトリウム(製品例: ロキソニンテープ、ゲルなど): 鎮痛・抗炎症作用があり、関節痛や筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛に処方されます。
  • インドメタシン(製品例: インテバン軟膏、パップなど): 急性湿疹、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎、帯状疱疹後神経痛、皮膚掻痒症などに用いられることがあります。
これらの薬剤は、局所の炎症や疼痛の緩和に有効ですが、光線過敏症や接触皮膚炎などの副作用に注意が必要です。特に、光線過敏症は夏場に注意が必要であり、当院では患者さまに日中の外出時の遮光を指導しています。

免疫抑制外用薬

免疫抑制外用薬は、皮膚の過剰な免疫反応を抑制することで炎症を鎮める薬剤です。ステロイド外用薬とは異なる作用機序を持つため、ステロイド外用薬の副作用が懸念される部位や長期的な管理が必要な疾患に用いられます。
  • タクロリムス水和物(製品例: プロトピック軟膏): アトピー性皮膚炎の治療に用いられ、T細胞の活性化を抑制することで炎症を抑えます。顔面や頚部など、皮膚が薄くステロイドの副作用が出やすい部位に適しています。
  • ピメクロリムス(製品例: エリデルクリーム): タクロリムスと同様にアトピー性皮膚炎に用いられますが、作用はプロトピック軟膏よりも穏やかです。
これらの免疫抑制外用薬は、塗布初期に刺激感や熱感を感じることがありますが、継続使用により軽減することが多いです。当院では、特にアトピー性皮膚炎の患者さまに対して、ステロイド外用薬とこれらの薬剤を組み合わせたプロアクティブ療法を提案し、寛解期の維持に努めています。患者さまからは「最初はヒリヒリしたけれど、だんだん慣れてきて赤みが引いた」というフィードバックをいただくことが多いです。

抗アレルギー薬外用薬

抗アレルギー薬外用薬は、アレルギー反応によって引き起こされるかゆみや炎症を抑えることを目的とします。ヒスタミンなどの化学伝達物質の放出を抑制したり、その作用をブロックしたりすることで効果を発揮します。
  • トラニラスト(製品例: リザベンクリーム、軟膏): アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎に伴うかゆみや炎症に用いられます。肥満細胞からの化学伝達物質の遊離を抑制します。
  • クロタミトン(製品例: オイラックスクリームなど): かゆみ止めとして広く用いられる成分で、湿疹や皮膚炎、じんましんなどによるかゆみを緩和します。
抗アレルギー薬外用薬は、かゆみが主症状である場合に有効ですが、炎症が強い場合には他の薬剤との併用が検討されます。皮膚科の日常診療では、特に季節性のアレルギー性皮膚炎や虫刺されなどによるかゆみに、これらの薬剤が選択されることが多いです。

非ステロイド外用薬の正しい使い方と注意点

非ステロイド外用薬を塗布する際の正しい手順と使用上の注意点
非ステロイド外用薬の正しい塗布
非ステロイド外用薬の効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを最小限に抑えるためには、正しい使用方法を理解し、いくつかの注意点を守ることが重要です。

一般的な使用方法

非ステロイド外用薬は、医師の指示に従い、適切な量を患部に塗布することが基本です。一般的には、1日に1〜数回、患部に薄く均一に塗りのばします。塗布量の目安としては、ティッシュペーパーが皮膚に貼り付く程度、または指の第一関節分(約0.5g)で手のひら2枚分の広さを塗れる「フィンガーチップユニット(FTU)」が参考になります。当院では、患者さまに実際に軟膏を手に取っていただき、適切な塗布量を視覚的に理解してもらうようにしています。
  • 清潔な手で塗布する: 感染症を防ぐため、塗布前には必ず手を清潔にしてください。
  • 患部を清潔にする: 入浴後など、皮膚が清潔な状態で塗布すると、薬剤の吸収が良くなることがあります。
  • 擦り込まず、優しく塗る: 強く擦り込むと皮膚に刺激を与える可能性があるため、優しくなじませるように塗布します。

使用上の注意点

非ステロイド外用薬は比較的副作用が少ないとされていますが、いくつかの注意点があります。
  • 目に入らないように注意する: 特に顔面に塗布する際は、目や口、鼻の粘膜に入らないように注意してください。誤って入った場合は、すぐに水で洗い流してください。
  • 密封療法(ODT)の可否: 薬剤によっては、密封療法(ラップなどで覆う方法)が推奨されない場合があります。医師の指示に従ってください。
  • 他の薬剤との併用: 他の皮膚科外用薬や内服薬を使用している場合は、必ず医師や薬剤師に伝えてください。相互作用により効果が減弱したり、副作用が増強したりする可能性があります。
  • 小児への使用: 小児に使用する場合は、大人よりも皮膚が薄く吸収されやすいため、特に注意が必要です。医師の指示を厳守してください。
⚠️ 注意点

症状が改善しない場合や悪化する場合、または新たな症状が現れた場合は、自己判断で塗布を中止せず、速やかに医師に相談してください。特に、NSAIDs外用薬では光線過敏症のリスクがあるため、使用中は日焼けに注意し、異常を感じたらすぐに受診しましょう。

非ステロイド外用薬の副作用と対処法

非ステロイド外用薬は、ステロイド外用薬に比べて副作用が少ないとされていますが、全くないわけではありません。主な副作用とその対処法について理解しておくことが重要です。

重大な副作用

非ステロイド外用薬において、頻度は極めて稀ですが、注意すべき重大な副作用として以下のものが報告されています。
  • アナフィラキシーショック: 全身性のじんましん、呼吸困難、血圧低下などが現れることがあります。非常に稀ですが、もしこのような症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
  • 重篤な皮膚障害(中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群など): 広範囲の皮膚に紅斑、水疱、びらんなどが生じることがあります。発熱や全身倦怠感を伴うこともあり、速やかな医療介入が必要です。
これらの重大な副作用は極めて稀であり、全ての非ステロイド外用薬で報告されているわけではありません。しかし、万が一このような症状が現れた場合は、迷わず救急医療機関を受診することが重要です。

その他の副作用

比較的頻度が高い、または注意すべきその他の副作用は以下の通りです。
  • 皮膚刺激症状: 塗布部位の発赤、かゆみ、ヒリヒリ感、熱感などが報告されることがあります。特にタクロリムス軟膏などでは、塗布初期に刺激感を感じやすいですが、継続使用により軽減することが多いです。当院では、刺激感が強い場合には、塗布量を減らしたり、保湿剤と混ぜて使用したりするなどの工夫を提案することもあります。
  • 接触皮膚炎: 薬剤自体や基剤に対するアレルギー反応として、かぶれ(接触皮膚炎)を生じることがあります。症状としては、発赤、腫れ、水疱、強いかゆみなどです。
  • 光線過敏症: NSAIDs外用薬の一部(特にケトプロフェンなど)では、塗布部位が日光に当たると、強い炎症反応(紅斑、水疱、色素沈着など)を引き起こすことがあります。使用中は、塗布部位を衣服などで覆い、日焼け止めを使用するなど、徹底した遮光が必要です。
  • 毛嚢炎: 免疫抑制外用薬で報告されることがあります。
副作用が疑われる場合は、自己判断で中止せず、速やかに医師に相談してください。医師は、症状の程度や種類に応じて、薬剤の変更、使用量の調整、または対症療法などを検討します。皮膚科の臨床経験上、副作用は個人差が大きいと感じています。患者さま一人ひとりの反応を注意深く観察し、最適な治療法を見つけることが治療のポイントになります。

非ステロイド外用薬とステロイド外用薬の使い分け

皮膚の炎症を抑える外用薬として、非ステロイド外用薬とステロイド外用薬はどちらも広く用いられますが、それぞれに特徴があり、症状や病態に応じて適切に使い分けることが重要です。

ステロイド外用薬の特性

ステロイド外用薬は、強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を持ち、湿疹、皮膚炎、アトピー性皮膚炎など、様々な炎症性皮膚疾患の急性期治療に非常に有効です。その効果は非常に速く、短期間で炎症を鎮めることができます。しかし、長期連用や不適切な使用は、皮膚萎縮、毛細血管拡張、ニキビ、感染症の誘発、全身性の副作用(稀)などのリスクを伴います。特に顔面や頚部、間擦部などの皮膚が薄い部位では、副作用が出やすいため、使用期間や強さに注意が必要です。

非ステロイド外用薬の特性

一方、非ステロイド外用薬は、ステロイド外用薬に比べて作用は穏やかですが、皮膚萎縮などの局所的な副作用のリスクが低いという特徴があります。そのため、ステロイド外用薬の使用が難しい部位(顔面など)や、ステロイド外用薬の減量・休薬期間中の維持療法、軽度から中等度の炎症、慢性的な炎症性皮膚疾患の長期管理などに適しています。当院では、ステロイド外用薬で炎症が落ち着いた後、非ステロイド外用薬に切り替えて再燃を防ぐ「ステップダウン療法」を積極的に行っています。患者さまからは「ステロイドを減らせて安心した」という声が多く聞かれます。

使い分けのポイント

非ステロイド外用薬とステロイド外用薬の使い分けは、主に以下の点を考慮して行われます。
項目非ステロイド外用薬ステロイド外用薬
作用の強さ比較的穏やか強力
即効性比較的遅い速い
主な用途軽度〜中等度の炎症、維持療法、顔面などデリケートな部位重度〜中等度の急性炎症、早期の炎症抑制
長期使用比較的しやすい慎重に検討、副作用リスク増大
主な副作用(局所)刺激感、かゆみ、接触皮膚炎、光線過敏症など皮膚萎縮、毛細血管拡張、ニキビ、感染症誘発など
皮膚科の日常診療では、炎症が強い急性期にはステロイド外用薬で速やかに炎症を鎮め、症状が改善してきたら非ステロイド外用薬に切り替える、あるいはステロイド外用薬と非ステロイド外用薬を交互に使用するなどの方法で、副作用を最小限に抑えつつ効果的な治療を目指しています。診察の現場では、患者さまの症状の重症度、罹患部位、年齢、過去の治療歴、そして患者さま自身の希望やライフスタイルを総合的に判断し、最適な薬剤を選択しています。例えば、顔面のアトピー性皮膚炎には、ステロイド外用薬で炎症を抑えた後、タクロリムス軟膏を維持療法として処方することが多いです。

非ステロイド外用薬に関する患者さまからのご質問

非ステロイド外用薬に関する患者さまのよくある疑問と専門家による回答
非ステロイド外用薬Q&A
🩺 診察でよく聞かれる質問
Q. 非ステロイド外用薬は、どれくらいの期間使い続けても大丈夫ですか?
A. 薬剤の種類や症状によって異なりますが、ステロイド外用薬に比べて長期使用しやすいのが特徴です。例えば、アトピー性皮膚炎の維持療法として使用される免疫抑制外用薬は、症状が落ち着いた後も週に数回塗布を続けることで再燃を防ぐ効果が期待できます。当院では、患者さまの皮膚の状態を定期的に診察し、効果と副作用のバランスを見ながら、個々の患者さまに合った使用期間を提案しています。自己判断で漫然と使い続けるのではなく、定期的な受診が重要です。
Q. 塗るとヒリヒリするのですが、これは副作用ですか?
A. はい、非ステロイド外用薬、特に免疫抑制外用薬(プロトピック軟膏など)では、塗布初期にヒリヒリ感や熱感を感じることがよくあります。これは薬剤が作用しているサインの一つでもあり、多くの場合、数日〜数週間で軽減していきます。当院では、初回処方時にこの刺激感について詳しく説明し、不安なく使用していただけるよう努めています。もし刺激感が強く、日常生活に支障をきたすようであれば、塗布回数を減らしたり、保湿剤と混ぜて使用したり、一時的にステロイド外用薬と併用したりするなどの対処法を検討しますので、ご相談ください。
Q. ジェネリック医薬品はありますか?効果は同じですか?
A. はい、非ステロイド外用薬の中には、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が製造・販売されているものもあります。例えば、ジクロフェナクナトリウムやロキソプロフェンナトリウムなどのNSAIDs外用薬には多くのジェネリック医薬品が存在します。ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分を同じ量含み、同等の効果と安全性が確認されています。当院では、患者さまの希望に応じてジェネリック医薬品を積極的に処方しており、費用負担の軽減にもつながると説明しています。ただし、基剤の違いにより使用感が異なる場合があるため、気になる点があればお気軽にご相談ください。
Q. 塗った後、すぐに服を着ても大丈夫ですか?
A. 薬剤の種類や剤形(軟膏、クリーム、ゲルなど)にもよりますが、一般的には塗布後すぐに服を着ても問題ありません。ただし、薬剤が衣服に付着して効果が薄れたり、衣服が汚れたりするのを避けるため、塗布後は数分間待って薬剤が皮膚になじんでから服を着ることをおすすめしています。特に、べたつきやすい軟膏の場合は、少し待つことで快適に使用できるでしょう。当院では、患者さまのライフスタイルに合わせて、朝晩の入浴後に塗布するなど、無理なく継続できるタイミングを提案しています。
Q. 子どもにも使えますか?
A. 非ステロイド外用薬の中には、小児にも使用できるものがあります。例えば、アトピー性皮膚炎治療に用いられるタクロリムス軟膏は、2歳以上から使用が可能です。しかし、小児の皮膚は大人よりも薄く、薬剤の吸収率が高いため、用法・用量を厳守することが非常に重要です。当院では、小児の患者さまに処方する際は、保護者の方に塗布方法や注意点を丁寧に説明し、疑問点が残らないように心がけています。必ず医師の指示に従い、自己判断での使用は避けてください。
Q. 症状が良くなったら、塗るのをやめてもいいですか?
A. 症状が改善しても、すぐに塗布を中止すると再燃してしまうケースが少なくありません。特にアトピー性皮膚炎などの慢性疾患では、見た目の炎症が治まっても皮膚の内部ではまだ炎症がくすぶっていることがあります。当院では、症状が改善した後も、医師の指示に従って塗布回数を減らしたり、より作用の穏やかな薬剤に切り替えたりしながら、段階的に治療を終了していくことを推奨しています。皮膚科の臨床経験上、自己判断で中断して悪化し、再受診される患者さまも少なくありませんので、必ず医師と相談しながら治療を進めてください。

非ステロイド外用薬のジェネリック医薬品について

非ステロイド外用薬には、先発医薬品(新薬)とジェネリック医薬品(後発医薬品)が存在します。ジェネリック医薬品は、先発医薬品の特許期間が満了した後に、同じ有効成分、同じ効能・効果、同じ用法・用量で製造・販売される医薬品です。

ジェネリック医薬品のメリット

ジェネリック医薬品の最大のメリットは、先発医薬品に比べて薬価が安価である点です。開発費用が抑えられるため、患者さまの医療費負担を軽減することができます。当院では、患者さまの経済的負担も考慮し、希望される方には積極的にジェネリック医薬品を処方しています。実際の処方では、患者さまから「薬代が安くなって助かる」という声を多くいただいています。
  • 経済的負担の軽減: 先発医薬品よりも安価であるため、長期的な治療が必要な場合に特に有効です。
  • 同等の品質と効果: 厳格な試験により、先発医薬品と生物学的同等性が確認されており、有効性や安全性は同等とされています。

ジェネリック医薬品の注意点

ジェネリック医薬品は有効成分は同じですが、添加物や基剤(軟膏のベースとなる成分)が異なる場合があります。これにより、使用感(伸びやすさ、べたつきなど)や、ごく稀にアレルギー反応の有無に違いが生じることがあります。
  • 使用感の違い: 基剤の違いにより、塗布時の感触が異なる場合があります。
  • アレルギーの可能性: 稀に、添加物に対するアレルギー反応が生じることがあります。
もしジェネリック医薬品を使用していて、使用感に違和感がある場合や、かゆみ、発赤などの異常を感じた場合は、遠慮なく医師や薬剤師に相談してください。当院では、患者さまが安心して治療を継続できるよう、細やかなフォローアップを心がけています。ジェネリック医薬品についてさらに詳しく知りたい場合は、関連情報もご参照ください。

まとめ

非ステロイド外用薬は、ステロイド外用薬とは異なる作用機序で炎症を抑え、アトピー性皮膚炎、湿疹、関節痛など幅広い皮膚疾患の治療に用いられる重要な薬剤です。主な種類には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)外用薬、免疫抑制外用薬、抗アレルギー薬外用薬があり、それぞれの特性を理解し、症状や部位、患者さまの状況に応じて適切に使い分けることが治療の鍵となります。 ステロイド外用薬と比較して、長期使用による皮膚萎縮などの局所的な副作用のリスクが低いという利点がある一方で、刺激感、接触皮膚炎、光線過敏症などの副作用には注意が必要です。正しい使用方法を守り、副作用が疑われる場合は速やかに医師に相談することが重要です。また、ジェネリック医薬品も存在し、経済的負担の軽減に貢献します。 皮膚科専門医として、患者さま一人ひとりの皮膚の状態やライフスタイルに合わせた最適な薬剤選択と、丁寧な説明、そして継続的な経過観察を通じて、効果的かつ安全な治療を提供することを心がけています。疑問や不安があれば、いつでもご相談ください。

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よくある質問(FAQ)

Q. 非ステロイド外用薬は市販されていますか?
A. はい、非ステロイド外用薬の中には、薬局やドラッグストアで市販されているものもあります。例えば、ジクロフェナクナトリウムやロキソプロフェンナトリウムを有効成分とするNSAIDs外用薬は、関節痛や筋肉痛の緩和目的で広く市販されています。また、かゆみ止めとしてクロタミトンなどが配合された製品も市販されています。ただし、医療用医薬品とは成分濃度や適応が異なる場合があるため、症状が改善しない場合や、アトピー性皮膚炎などの診断が必要な疾患の場合は、自己判断せずに医療機関を受診することをおすすめします。
Q. 妊娠中や授乳中に非ステロイド外用薬を使用しても大丈夫ですか?
A. 妊娠中や授乳中の薬剤使用については、必ず医師に相談してください。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の外用薬は、妊娠後期に使用すると胎児に影響を及ぼす可能性があるため、特に注意が必要です。免疫抑制外用薬や抗アレルギー薬についても、添付文書に記載された注意点や、医師の判断に基づいて慎重に検討されます。自己判断での使用は避け、必ず医師の指示に従うようにしてください。
Q. 非ステロイド外用薬を塗っても効果がない場合はどうすればいいですか?
A. 非ステロイド外用薬を一定期間使用しても症状が改善しない、または悪化する場合は、速やかに医療機関を再受診してください。症状の原因が非ステロイド外用薬の適応外である可能性や、より強い炎症を抑える必要がある場合があります。医師は、診断を再評価し、ステロイド外用薬への切り替え、他の治療法の検討、内服薬の併用など、より適切な治療法を提案します。自己判断で治療を中断したり、市販薬を試したりする前に、専門医の意見を仰ぐことが重要です。
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