池袋サンシャイン通り皮膚科の診療スペース
KRACIE KAMPO MEDICINE GUIDE

止逆清和錠(しぎゃくせいわじょう)とは?効果・飲み方・副作用

胃酸逆流による胸やけ、胃もたれに。クラシエの一般用医薬品を例に、効能・用量、重複しやすい生薬、受診の目安を患者さん向けに整理します。

胃腸効果飲み方副作用医師監修
01

止逆清和錠とは?まず結論

製品名・効能・用量を特定し、自己判断で長く続けないことが大切です。

30秒で分かる結論

止逆清和錠は、胃腸の症状に使われることがある漢方薬です

このページでは「止逆清和錠」を確認しています。症状名が同じでも体質、経過、持病、併用薬で適否は変わります。別メーカーや別剤形では用量が異なるため、手元の箱と添付文書を優先してください。

確認した製品止逆清和錠

第3類医薬品

公式カテゴリー胃腸

当院での処方・販売・在庫を示すものではありません。

選び方症状+体質+併用薬

複数の漢方薬や市販薬を重ねる前に、成分欄を照合します。

止逆清和錠の公式製品写真
製品写真:クラシエ公式商品情報「止逆清和錠」より。掲載は当院での処方・販売・在庫を示すものではありません。

止逆清和錠の公式製品写真

このページで効能・用法・成分を確認している対象製品です。同じ処方名でも、メーカー・剤形・規格によって外観や飲み方が異なるため、購入した箱と添付文書を照合してください。

製品名
止逆清和錠
区分
第3類医薬品
剤形
錠剤
掲載元
クラシエ薬品株式会社 公式商品情報
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止逆清和錠の効能・効果

効能の根拠は、研究論文より先に対象製品の公式表示・添付文書を確認します。

公式表示:止逆清和錠効能・効果

胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃部膨満感、もたれ(胃もたれ)、胃重、胸つかえ、げっぷ(おくび)、はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、飲み過ぎ(過飲)、胃痛、消化促進、消化不良、食欲不振(食欲減退)、食べ過ぎ(過食)、消化不良による胃部・腹部膨満感

症状名だけで決めないでください
ここに挙がる症状でも、別の病気や緊急性のある状態があります。治療中の薬を中断したり、漢方だけに置き換えたりせず、診断と治療全体の中で位置づけます。

公式掲載の製品例:止逆清和錠[36錠]

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止逆清和錠の飲み方・用法用量

次の内容は「止逆清和錠」の表示です。別製品へそのまま当てはめないでください。

公式表示止逆清和錠の用法・用量

1日3回食後又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上) ・・・1回3錠
15才未満11才以上    ・・・1回2錠
11才未満          ・・・服用しないこと

食前とは食事のおよそ30分前

胃が弱い、食欲がないなどで続けにくい場合は、自己調整する前に薬剤師へ相談してください。

食間とは食後およそ2〜3時間

食事中に飲む意味ではありません。飲み忘れた分を一度にまとめて飲まないでください。

箱・添付文書を優先
年齢、剤形、包装により1回量や服用回数が異なることがあります。購入した製品の表示を毎回確認してください。
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止逆清和錠の副作用・注意点

「漢方だから副作用がない」わけではありません。生薬の重複と体調変化を確認します。

公式表示:止逆清和錠成分・分量

成人1日の服用量9錠(1錠300 mg)中
牛胆汁エキス末・・・300 mg、オウバク末・・・150 mg、カンゾウ末・・・150 mg、ケイヒ末・・・50 mg、ショウキョウ末・・・50 mg、ボレイ末・・・1,000 mg
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、トウモロコシデンプン、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg、デキストリンを含有する。

成分由来の注意甘草の重複

ほかの漢方薬やグリチルリチン含有薬と重なると、むくみ、血圧上昇、手足のだるさ・筋肉痛などにつながることがあります。複数製品の成分欄を確認してください。

服用前の相談持病・妊娠授乳・治療中の方

小児、高齢者、妊娠・授乳中、治療中、過去に薬で発疹や体調不良が出た方は、購入前に医師・薬剤師へ相談してください。

安全性エビデンスの読み方
副作用報告や系統的レビューは漢方薬全般のリスク把握に役立ちますが、この製品の発生率を直接示すものではありません。個別の禁忌・重大な副作用・相談時期は、必ず最新の添付文書を優先します。
診療

止逆清和錠の使用を検討するときに確認すること

薬を選ぶ前の確認点と、服用後に治療を見直す目安をお伝えします。

池袋サンシャイン通り皮膚科 院長 吉井恭平

FROM THE CLINIC

吉井 恭平池袋サンシャイン通り皮膚科 院長

公式表示で確認できる効能・効果は「胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃部膨満感、もたれ(胃もたれ)、胃重、胸つかえ、げっぷ(おくび)、はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、飲み過ぎ(過飲)、胃痛、消化促進、消化不良、食欲不振(食欲減退)、食べ過ぎ(過食)、消化不良による胃部・腹部膨満感」です。 日々、皮膚科診療で内服薬や市販薬の併用を確認していると、「症状名が合うから止逆清和錠でよいですか」と相談されることがあります。発症時期、食事、水分、便の状態、発熱、嘔吐、血便、腹痛の場所を確認します。強い痛みや脱水、血便があるときは、症状を抑える前に急性疾患を除外することを優先します。 服用後は、困っている症状と日常生活への影響を同じ条件で見比べ、効き目が曖昧なまま長く続けないことを大切にしています。

FORMULA & CRUDE DRUGS

止逆清和錠に含まれる生薬をどう見るか

止逆清和錠は、6種類の生薬を組み合わせた処方です。全成分を一覧にしたうえで、処方の特徴をつかみやすい代表的な生薬を患者さん向けに説明します。

この製品に含まれる生薬(6種類)
  • 牛胆汁ギュウタンジュウ
  • 黄柏オウバク
  • 甘草カンゾウ
  • 桂皮ケイヒ
  • 生姜ショウキョウ
  • 牡蛎ボレイ

代表的な生薬

何から作られる? ウシの胆汁を乾燥したもの(止逆清和錠に使っているのは牛胆汁)

牛胆汁 (ギュウタンジュウ)

クラシエの生薬資料では、胃腸の働きを整える処方で用いられる生薬として紹介されています。

牛胆汁の公式生薬資料を見る
何から作られる? ミカン科キハダの周皮を除いた樹皮

黄柏 (オウバク)

クラシエの生薬資料では、胃腸の働きを整えるほか、赤みや腫れなどをみる処方で用いられる生薬として紹介されています。

黄柏の公式生薬資料を見る
何から作られる? イタボガキ科カキの貝殻

牡蛎 (ボレイ)

クラシエの生薬資料では、緊張や気持ちの高ぶりをみるほか、胃酸に関わる不快感をみる処方で用いられる生薬として紹介されています。

牡蛎の公式生薬資料を見る
診察ではこう見ます

止逆清和錠を、生薬単体の働きの「足し算」として選ぶわけではありません。公式表示にある症状と、発症からの経過、持病、併用薬を照らし合わせ、処方全体として合うかを確認します。この製品では、特に甘草を含む別の漢方薬や市販薬が重なっていないか確認します。

※ 生薬単体の一般的な説明は、止逆清和錠という処方全体の効能・効果と同じではありません。「気・血・水」などは漢方の伝統的な見方で、現代医学の診断名や検査値と同じ意味ではありません。

使用を考える場面
止逆清和錠について、公式表示で確認できる効能・効果は「胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃部膨満感、もたれ(胃もたれ)、胃重、胸つかえ、げっぷ(おくび)、はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、飲み過ぎ(過飲)、胃痛、消化促進、消化不良、食欲不振(食欲減退)、食べ過ぎ(過食)、消化不良による胃部・腹部膨満感」です。症状名だけで決めず、症状の始まり方や随伴症状まで合うかを確認して使用を検討します。
服用前に確認すること
発症時期、腹痛の場所、嘔吐、発熱、血便、体重変化、便秘薬・整腸薬・他の漢方薬との重複を確認します。 この製品では、特に甘草を含む別の漢方薬や市販薬が重なっていないか確認します。
服用後に確認すること
止逆清和錠を飲み始めた後は、公式表示にある症状のうち、最初に決めた「いちばん困っている症状」が服用前と比べてどう変わったかを確認します。主症状の変化に加え、下痢、腹痛、食欲低下、むくみ、脱力、発疹など新たな症状を確認します。
治療を見直す目安
止逆清和錠を続けても改善しない、悪化する、新しい症状が出る場合は、自己判断で追加・延長しません。強い腹痛、繰り返す嘔吐、血便・黒い便、脱水がある場合は中止して受診し、改善不良時も原因から再評価します。

公的資料や文献を踏まえた一般的な確認事項です。個別の使用は症状と患者さんの背景に応じて判断します。主な確認資料:クラシエ:止逆清和錠 製品情報、添付文書、クラシエ:生薬ファイル、Evidence-based clinical practice guidelines for functional dyspepsia 2021.(PMID: 35061057)。参考資料確認日:2026年9月15日

06

止逆清和錠を服用中に受診・相談する目安

効き目を待つより、原因の確認を優先する症状があります。

すぐに受診してください
強い腹痛、繰り返す嘔吐、血便・黒い便、高熱、水分が取れないときは、止逆清和錠を続けながら様子を見ないでください。
早めに相談止逆清和錠で改善しない・悪化する

添付文書に記載された相談時期を確認し、改善しない、悪化する、これまでなかった症状が出る場合は漫然と続けないでください。

服用を中止して相談発疹、息苦しさ、強いだるさ

薬による反応が疑われる場合があります。「止逆清和錠」を飲んだ量、時刻、症状の写真を記録して受診してください。

受診を迷っている方へ皮膚症状や併用薬について相談したい方へ

予約時に困っている症状と使用中の薬をお知らせください。掲載薬の処方・販売・在庫を保証するものではありません。止逆清和錠の対象症状によっては、内科・婦人科・耳鼻科など適切な診療科をご案内する場合があります。

WEB予約
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止逆清和錠のよくある質問

効果、飲み方、副作用、併用について短く回答します。

止逆清和錠は何に効く漢方薬ですか?

このページで確認した「止逆清和錠」の効能・効果は、「胃酸過多、胸やけ、胃部不快感、胃部膨満感、もたれ(胃もたれ)、胃重、胸つかえ、げっぷ(おくび)、はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、飲み過ぎ(過飲)、胃痛、消化促進、消化不良、食欲不振(食欲減退)、食べ過ぎ(過食)、消化不良による胃部・腹部膨満感」です。同じ症状名でも原因や体質で選択は変わるため、診断の代わりにはなりません。

止逆清和錠は市販で購入できますか?

確認した「止逆清和錠」は、クラシエ公式で第3類医薬品として案内されています。購入時は、治療中の病気と処方薬・市販薬・サプリメントを薬剤師または登録販売者に伝えてください。

止逆清和錠は食前と食間のどちらに飲みますか?

製品ごとに用法が異なります。このページの用量は「止逆清和錠」の表示に基づきます。食間は食事中ではなく、一般に食後2〜3時間を指します。手元の箱と添付文書を優先してください。

止逆清和錠に副作用はありますか?

漢方薬にも副作用があります。発疹、胃腸症状のほか、含まれる生薬や体質によってむくみ、血圧上昇、動悸、肝障害、間質性肺炎などに注意が必要な場合があります。異変時は中止して相談してください。

ほかの漢方薬や処方薬と一緒に飲めますか?

同じ生薬が重なったり、持病や薬との組み合わせで注意が必要になったりします。薬の一覧だけでなく、市販薬とサプリメントの箱・写真も医師または薬剤師に見せて確認してください。

この薬はクリニックで処方・販売していますか?

このページへの掲載は、当院での処方・販売・在庫や保険適用を示すものではありません。診断と取り扱い状況により案内は異なります。

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医療従事者向け確認事項

ここからは専門情報です。患者さんは必要な場合だけ開いてご覧ください。

医療従事者向けの確認事項を開く
01対象製品を特定

本ページの成分・用法は「止逆清和錠」に基づきます。同処方名でもメーカー・剤形ごとに現品と添付文書を照合します。

02生薬重複と患者背景

処方薬、OTC、健康食品まで聴取し、甘草・麻黄・大黄・附子等の重複、妊娠授乳、肝腎機能、基礎疾患を評価します。

03再評価時期を共有

改善不良、有害事象疑い、新規症状では中止・受診へつなげ、症状領域の標準診断・治療を遅らせないようにします。

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監修医師

薬の基本情報だけでなく、患者さんが迷いやすい点、受診を優先する症状、エビデンスの限界まで確認しています。

池袋サンシャイン通り皮膚科 院長 吉井恭平

MEDICAL SUPERVISOR

吉井 恭平

池袋サンシャイン通り皮膚科 院長

院長紹介・経歴を見る

監修医からのメッセージ

止逆清和錠は、処方名だけで一律に選ぶ薬ではありません。私は診察で、症状の始まり方、体質、治療中の病気、併用薬、同じ生薬を含む製品の重複を確認します。このページでは、公式の効能・用量と研究文献を分け、患者さんが「試してよい場面」と「先に受診する場面」を判断しやすいよう監修しました。

このページで医学的に確認した3点
01製品情報

対象製品、効能・効果、用法・用量、成分

02患者安全

併用薬、生薬重複、副作用、受診目安

03根拠の区別

公式表示、処方別研究、領域ガイドラインの役割

最終医学レビュー:2026年9月15日確認資料:製品公式情報・添付文書・PubMed収載論文
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参考文献・エビデンス

効能・用量は製品公式情報と添付文書を優先し、研究文献は対象と限界が分かるよう種類別に掲載します。

製品・処方の一次資料

  1. 処方解説クラシエ 漢方処方解説:止逆清和錠
  2. 製品情報クラシエ 商品情報:止逆清和錠
  3. 添付文書止逆清和錠 添付文書(PDF)
処方別の高水準研究について
今回のPubMed検索では、この一般用製品の表示効能と直接一致する系統的レビュー・メタ解析・質の高い比較試験を確認できませんでした。文献数を増やすために、別疾患や基礎研究を効能の根拠として流用していません。

症状領域のガイドライン・レビュー

  1. 症状領域の指針・レビューEvidence-based clinical practice guidelines for functional dyspepsia 2021.(PMID: 35061057)胃腸の診断・標準治療を考えるための資料で、止逆清和錠の有効性を直接示すものではありません。

漢方薬全般の臨床研究・安全性

  1. 漢方薬全般のエビデンス・安全性Clinical studies of traditional Japanese herbal medicines (Kampo): Need for evidence by the modern scientific methodology.(PMID: 34136346)
  2. 漢方薬全般のエビデンス・安全性Use of Kampo diagnosis in randomized controlled trials of Kampo products in Japan: a systematic review.(PMID: 25119187)
  3. 漢方薬全般のエビデンス・安全性Adverse Events Associated with Ethical Kampo Formulations: Analysis of the Domestic Adverse-Event Data Reports of the Ministry of Health, Labor, and Welfare in Japan.(PMID: 31118950)
  4. 漢方薬全般のエビデンス・安全性Kampo medicine inducing drug-induced liver injury: A case report and systematic review.(PMID: 39756858)
  5. 漢方薬全般のエビデンス・安全性Adverse Effects of Kampo Medicines.(PMID: 33551404)
エビデンスの限界
処方別研究には、医療用製剤、別メーカー、別疾患、小規模試験が含まれます。PubMed収載自体は研究の質や、この製品への適用可能性を保証しません。個別の効能・用量・禁忌は最新の添付文書を優先します。

最終文献確認:2026年9月15日。掲載内容は一般的な医療情報で、個別の診断や処方を代替しません。

ページを読んだあとに皮膚症状や併用薬について相談したい方へ

予約時に困っている症状と使用中の薬をお知らせください。掲載薬の処方・販売・在庫を保証するものではありません。止逆清和錠の対象症状によっては、内科・婦人科・耳鼻科など適切な診療科をご案内する場合があります。

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