清上防風湯の位置づけ
赤みや炎症を伴うニキビで、体質や症状を見ながら検討されることがあります。
漢方製剤
成分を確認外用薬や内服薬で炎症を抑える治療に、体質面の補助として組み合わせることがあります。
役割を確認白ニキビ、黒ニキビ、ニキビ跡を単独で改善する薬ではありません。
注意点を確認
診察・相談時に確認しやすい製品例
診察では症状や部位に加えて、剤形、規格、飲みやすさ、続けやすさも確認します。同じ成分や同じ処方名でも剤形や製品で使い方が変わるため、以前の薬がある場合は薬袋やお薬手帳も参考になります。
清上防風湯の処方を検討するときに確認すること
薬を選ぶ前の確認点と、治療を見直す目安をお伝えします。

FROM THE CLINIC
- 処方を考える場面
- 炎症性ニキビで、他の治療が無効または実施しにくいときに検討します。体質と胃腸の状態も確認します。
- 処方前に確認すること
- 面皰・炎症性皮疹・瘢痕の違い、外用刺激、服薬歴、甘草・山梔子を含む製剤の重複や使用期間を確認します。
- 処方後に確認すること
- 炎症性皮疹の数、外用薬の継続状況、食欲・便通、血圧、むくみ、脱力を確認します。
- 治療を見直す目安
- 反応がない、瘢痕が増える場合は早めに治療を再検討します。腹痛や便通異常が繰り返す場合も相談してください。
公的資料や文献を踏まえた一般的な確認事項です。個別の処方は診察所見と患者さんの背景に応じて判断します。主な確認資料:PMDA:ツムラ清上防風湯 電子添文、日本皮膚科学会:尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023 CQ12。参考資料確認日:2026年9月8日
診察で確認する使い方
薬の種類、部位、期間、併用薬によって使い方が変わります。
表は左右に動かして確認できます
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 使われる場面 | 赤みや炎症を伴うニキビで、体質や症状を見ながら検討されることがあります。 |
| 薬の役割 | 外用薬や内服薬で炎症を抑える治療に、体質面の補助として組み合わせることがあります。 |
| 向かない場面 | 白ニキビ、黒ニキビ、ニキビ跡を単独で改善する薬ではありません。 |
| 診察で確認すること | 胃腸の弱さ、他の漢方薬、甘草重複、妊娠・授乳、肝機能障害の既往を確認します。 |
| 副作用・注意点 | 胃部不快感、下痢、発疹、むくみ、血圧上昇、低カリウム血症などに注意します。 |
よくある質問
清上防風湯は自分で使い始めてもよいですか?
自己判断ではなく、症状の種類、部位、持病、併用薬を確認してから使うことをおすすめします。
効果が弱い場合は塗る量や飲む量を増やしてよいですか?
自己判断で増やさず、診察で確認してください。薬の変更だけでなく、診断や併用治療の見直しが必要なことがあります。
処方・鑑別・安全管理を確認するための情報です。患者さんは上部の患者向け説明をご覧いただき、薬の開始・変更・中止は自己判断せず診察時にご相談ください。
患者さん向け情報へ戻る ↑FOR PRESCRIBERS / MEDICAL PROFESSIONALS
処方医向け:清上防風湯の医学情報
適応と標準治療との関係、生薬の重複、安全管理、治療効果の評価を確認します。
標準治療との役割を分け、体質・随伴症状・併用漢方・妊娠授乳・生薬由来副作用を確認します。 正確な効能・用法・禁忌は最新の電子添文・適正使用資料を優先してください。
最初の要点を開いています。見出しから「適応」「処方設計」「安全性」「再評価」「一次資料」を必要な順に確認できます。
処方設計処方設計
患者さん向けの記事ですが、処方設計の背景を確認しやすいよう専門的な要点も整理します。
漢方薬は標準外用療法や処置を置き換えるのではなく、体質、月経周期、胃腸症状、冷え、かゆみ、慢性化の背景を見て補助的に位置づけます。ニキビ、湿疹、いぼでは主治療の目標と漢方の役割を初回から分けて説明します。
安全管理安全性・モニタリング
甘草含有処方では偽アルドステロン症、低カリウム血症、血圧上昇、浮腫を確認します。発疹、肝機能障害、間質性肺炎様症状、胃腸症状、複数漢方の重複、妊娠・授乳、腎機能を必要に応じて確認します。
EVIDENCEエビデンスの位置づけ
皮膚科領域の漢方は疾患ごとに推奨度が異なります。ざ瘡ガイドラインや疣贅ガイドラインでは、標準治療が優先される場面と補助的に検討される場面が整理されており、患者さんの期待値調整が重要です。
処方設計実務ポイント
臨床判断炎症性痤瘡への位置づけと長期投与を避ける評価設計
清上防風湯は国内医療用製剤の効能ににきびが記載され、痤瘡ガイドライン2023では他治療が無効または実施できない炎症性皮疹への選択肢としてC1に位置づけられています。収載されていることと、高い確実性で他薬に対する優越性が示されたことは別です。基礎的な抗炎症・抗菌作用を、患者での効果量や抗菌薬の代替効果として説明しないようにします。 PMDA:ツムラ清上防風湯 電子添文、日本皮膚科学会:尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023 CQ12
評価対象は炎症性丘疹・膿疱とし、面皰や瘢痕の変化とは区別します。外用レチノイドやBPOが使いにくい場合は、刺激の原因、実際の使用量・頻度、保湿を確認します。赤みの自然変動や外用療法の変更があるため、開始前の病変数と併用治療を記録します。清上防風湯、荊芥連翹湯、十味敗毒湯を同じ目的で次々重ねる前に、反応が乏しい理由を再検討します。 日本皮膚科学会:尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023 CQ12
ツムラ清上防風湯は甘草と山梔子を含みます。低カリウム血症・血圧上昇・浮腫のほか、長期間の山梔子含有薬の使用歴と腹部症状を確認します。電子添文の「多くは5年以上」は、それ未満なら安全という境界ではありません。反復する腹痛・便通異常などでは腸間膜静脈硬化症も考え、中止と必要な検査を検討します。長期処方の必要性と検査方針を定期的に見直します。 PMDA:ツムラ清上防風湯 電子添文
参考資料確認日:2026年9月8日
本節は医療従事者の情報確認を目的とした整理です。実際の処方は最新の電子添文、適正使用資料、診療ガイドライン、患者背景および施設要件に基づいて判断してください。最終医学レビュー:2026年8月13日
監修医師
薬の基本情報だけでなく、選ぶ条件・避ける条件・改善後の出口まで確認しています。
監修医からのメッセージ
対象症状、経過、体質と他治療の位置づけ
併用薬、同一生薬、妊娠・授乳
生薬由来の副作用と効果判定の時期