クレーター治療の回数を凹みの形と治療計画から相談する美容皮膚科の診察室

Cosmetic Dermatology Column

クレーター治療は何回必要?ニキビ跡の型・間隔・費用で考える治療計画

凹んだニキビ跡の治療は、初診だけで最終回数を一律に決めることができません。アイスピック型・ボックスカー型・ローリング型などの形、深さと範囲、赤みや色素沈着、現在のニキビ、肌質、選ぶ治療、許容できるダウンタイムで計画が変わるためです。この記事では、回数の広告表示をそのまま目標にせず、最初の評価区間、治療間隔、同条件写真、総費用、続ける・組み替える・休む判断を診察前に整理します。

監修: 吉井恭平凹んだニキビ跡・萎縮性瘢痕最終更新 2026-08-01

まず押さえたい3つの要点

01

最終回数を先に固定せず、凹みの型・深さ・範囲と、赤みや活動中ニキビが混ざるかを診察で確認します

02

施術名が同じでも機器・設定・組み合わせで1回の内容が異なるため、数回ごとの評価区間と見直し条件を決めます

03

通院間隔、ダウンタイム、診察・麻酔・薬・再診を含む総費用、途中で休む・変更する条件まで予約前に確認します

この記事の結論

クレーター治療に全員共通の必要回数はありません。AADは凹んだニキビ跡の治療が1回で完結することはまれで、複数回になる場合があると説明していますが、必要な計画は凹みの型、深さと数、肌色、活動中ニキビ、選ぶ治療、反応、目標によって変わります。初診で最終回数を保証してもらうより、まず何回を一つの評価区間にするか、同条件写真でいつ比較するか、変化や副反応が乏しい・強い場合に何を見直すか、総費用はいくらかを確認してください。

  • 正面だけでなく斜めの光でも観察し、細く深い凹み、縁のある凹み、波打つ凹みを分ける
  • 治療ごとに、目的、1回の範囲、間隔、回復日数、評価時期、組み合わせの理由を確認する
  • 回数券を急いで決めず、評価区間ごとに続行・設定変更・別治療・休止を相談する

今も痛いニキビや膿がある、施術後の強い痛みや水ぶくれがある場合は、回数より先に診察を受けてください

痛いしこり、膿、熱感、急に広がる赤み、繰り返す深いニキビがある場合は、新しい跡を増やさない治療を先に考えることがあります。施術後に強い痛み、広がる腫れ、水ぶくれ、ただれ、膿、発熱、急な白色・灰色・暗色の変化、見えにくさや目の痛みがある場合は、次の予約日まで待たず施術先または医療機関へ連絡してください。

01 / Overview

まず結論:必要回数ではなく、最初の評価区間と見直し条件を決めます

AADは、凹んだニキビ跡の治療は一人ひとりに合わせて計画し、1回で完結することはまれで、複数回必要になる場合があると説明しています。ただし、これは全員が同じ回数を受ければ同じ結果になるという意味ではありません。

初診では、最終回数より先に、何を改善目標にするかを決めます。深い凹みを完全になくすという約束ではなく、斜めの光でできる影を目立ちにくくしたい、化粧時の質感を整えたいなど、本人が比較できる目標に言い換えます。

そのうえで、まず何回を一つの評価区間にするか、治療間隔はどの程度か、最終施術からどの時点で写真評価するかを確認します。区間終了時に、続ける、設定を変える、別の方法を組み合わせる、いったん休むという選択肢を残すことが大切です。

  • 広告の推奨回数ではなく、自分の凹みの型と治療内容に合う評価区間を聞く
  • 毎回同じ照明・距離・角度で撮影し、施術直後ではなく評価時期をそろえる
  • 変化が乏しい時と副反応が強い時、それぞれの見直し条件を決める
02 / Scar Type

細く深い・縁がある・波打つ凹み:型が混ざると治療の数え方も変わります

DermNetは、凹んだニキビ跡を代表的にアイスピック型、ボックスカー型、ローリング型へ分類しています。細く深い凹み、境界が比較的はっきりした凹み、皮下の線維に引かれて波打つ凹みでは、届かせたい深さと候補となる手技が異なります。

実際には一人の顔に複数の型が混ざり、赤み、茶色い色素沈着、毛穴の開きも重なることがあります。表面全体へ行う施術の回数と、深い凹みだけへ行う部分的な処置の回数を同じ単位で比べることはできません。

診察前は、正面の照明だけでなく左右斜めからも無加工写真を撮ります。指で強く引っ張って自己判定したり、針や器具で凹みを刺激したりせず、気になる場所、いつからあるか、過去の処置で変化した部分を記録してください。

見え方の例
診察で確認する要素
回数を見る時の注意
細く深い凹み
入口の幅、深さ、数、部位
面全体の施術だけで数えない
縁のある浅い・深い凹み
縁の鋭さ、深さ、色の差
深さの異なる凹みを分けて評価する
なだらかに波打つ凹み
皮膚を引く線維、範囲、影
部分処置と全体処置を別に記録する
03 / Before Treatment

活動中ニキビ・赤み・色素沈着:凹みと分けて、先に整える項目を確認します

AADは、ニキビ跡の計画を立てる際、今もニキビが出ている場合は新しい跡を防ぐ治療から始めることがあると説明しています。痛いしこりや膿が繰り返す時に凹みの施術だけを続けると、評価期間中にも新しい跡が増え、回数の意味が分かりにくくなります。

平らな赤みや茶色い色素沈着は、凹みとは別の要素です。赤みが薄くなるだけで影が軽く見えることもあり、反対に治療後の一時的な赤みや色素沈着で凹みが強く見えることもあります。色と形を同じ評価にまとめないようにします。

使用中のアダパレン、過酸化ベンゾイル、抗菌薬、イソトレチノインなどの薬名、開始日、乾燥や刺激、過去2年の治療歴を伝えます。施術のために処方薬を自己判断で中止せず、処方医と施術施設へ同じ情報を共有してください。

  • 新しいニキビの数、痛み、膿、できる部位と周期を記録する
  • 赤み、茶色い跡、凹みを別々に写真と診察所見で評価する
  • 内服薬・外用薬・市販薬・サプリメントを一覧にし、自己判断で変更しない
04 / Options

ポテンツァ・ダーマペン・レーザーなど:同じ1回でも目的と範囲が異なります

凹んだニキビ跡には、マイクロニードリング、高周波を組み合わせる機器、フラクショナルレーザー、ピーリング、皮下の線維を離す処置、部分的な瘢痕処置、注入など複数の候補があります。ポテンツァは高周波マイクロニードリング機器の一つであり、商品名だけから必要回数を決めることはできません。

2022年の国際コンセンサスは、凹みの型、活動中ニキビ、肌色、治療の組み合わせを含めてエネルギーデバイスを選ぶ考え方を示しています。一方、Cochraneレビューは治療同士の比較に使える高品質なエビデンスが十分でないと結論しており、特定の施術を全員の第一選択とは断定できません。

同じ治療名でも、機種、針や波長、深さ、出力、照射密度、施術範囲、麻酔、他の手技との同日実施で負担と回復が変わります。回数を比較する時は、1回に何をどの範囲へ行うのか、組み合わせを一つの回として数えるのかを確認します。

治療の考え方
主に確認する目的
回数と一緒に聞くこと
面全体へ行う処置
肌表面や広い範囲の凹凸
範囲、設定、間隔、回復日数
深い凹みへの部分処置
特定の型・深さの凹み
対象個数、同日併用、傷のケア
複数手技の組み合わせ
異なる型や色の要素
順番、同日か別日か、総費用
05 / Timing

治療間隔とダウンタイム:肌が落ち着く前の追加や早すぎる判定を避けます

治療間隔は、手技の侵襲度、赤み・腫れ・かさぶたの回復、コラーゲンが作られる時間、肌色、日焼け、併用治療で変わります。間隔を短くすれば早く終わるとは限らず、予定表の空きだけで追加施術を決めないでください。

AADは、凹んだ跡の治療後にコラーゲンやエラスチンが作られ、結果が見えるまで時間がかかると説明しています。施術直後の腫れが凹みを一時的に浅く見せる場合もあるため、写真評価は施設が示す時期にそろえます。

赤み、腫れ、ヒリつき、点状出血、かさぶた、乾燥、皮むけ、色素沈着など、想定される反応と連絡が必要な反応を分けます。仕事、撮影、結婚式、出張、旅行、屋外スポーツの前は、初回施術や設定変更後の反応を相談できる余裕を確保します。

  • 次回日だけでなく、赤みやかさぶたが続く目安と再診連絡先を確認する
  • 施術直後と評価用写真を分け、同じ照明・距離・角度で比較する
  • 日焼けや皮膚炎、外せない予定がある時の延期・間隔変更条件を聞く
06 / Checklist

予約前チェック:評価区間、通院日、回復期間、総費用を一枚にまとめます

相談前に、凹みの経過、現在のニキビ、過去の治療と反応、無加工写真、使用中の薬・化粧品、日焼け、体調、外せない予定をまとめます。治療名と回数だけでなく、前回からの間隔と、赤みや皮むけが続いた日数も記録します。

費用は1回の表示額ではなく、診察、麻酔、薬、針やチップなどの追加費用、再診、キャンセル・変更、写真撮影、別治療を組み合わせる場合まで確認します。自由診療では公的医療保険が適用されないことが多いため、想定する評価区間の合計額を書面で比べます。

回数券や一括契約を検討する場合は、有効期限、中途解約、返金、施術変更、体調や日焼けで延期する時の扱いを確認します。初回から最終回数を決め切らず、評価区間が終わるごとに、本人の希望と診察所見を合わせて次を選びます。

項目
準備する内容
診察で確認すること
凹みとニキビ
無加工写真、新しいニキビ、過去の反応
型、優先順位、先に整える治療
回数と間隔
通院可能日、休める日、外せない予定
評価区間、写真時期、延期条件
費用と変更
予算、契約条件、追加費用
区間総額、中止・組み替え条件
クレーター治療の通院間隔、ダウンタイム、費用を整理する無地の予定表とスキンケア用品
通院できる間隔、回復に使える日数、アフターケア、評価区間の総費用を同じ予定表で整理すると、無理のない計画を相談しやすくなります。画像は記事内容を説明するイメージで、実在患者さんの症例写真ではありません。
07 / Aftercare

施術後と再評価:回復方向を記録し、続ける回数は診察で更新します

施術後は施設から案内された洗顔、保湿、日焼け止め、メイク再開を優先します。早く凹みを改善しようとして、スクラブ、ピーリング、レチノール、高濃度美容液、家庭用美容機器を自己判断で重ねず、こすらないことが基本です。

毎日は、赤み、腫れ、熱感、痛み、乾燥、皮むけが弱まる方向かを記録します。凹みの変化は毎日の鏡では判断しにくいため、決めた評価時期に同条件写真と診察所見を比べ、目標への変化、負担、費用のバランスから次の区間を相談します。

強い痛み、広がる熱感、水ぶくれ、ただれ、膿、急な白色・灰色・暗色の変化、眼症状、発熱がある場合は次回まで待ちません。施術日時、施術名、説明された設定、症状が始まった時刻、使った製品、写真を伝え、受診方法を確認してください。

  • 新しい刺激成分や家庭用美容機器を足さず、こすらず紫外線を避ける
  • 施術後の回復記録と、凹みを比べる評価用写真を分ける
  • 副反応が強い、変化が乏しい、負担が大きい時は残り回数を自動継続しない
Clinic View

池袋でニキビ跡のクレーター治療回数を相談する方へ

池袋駅周辺や東池袋でクレーター治療を検討する時は、希望回数を決めてから受診する必要はありません。凹みが気になり始めた時期、今も新しいニキビが出るか、正面と斜めの光で見え方がどう変わるか、過去の施術名・回数・間隔・反応を、無加工の同条件写真と一緒に整理してください。

池袋サンシャイン通り皮膚科では、赤み・色素沈着・活動中ニキビと凹みを分け、凹みの型や深さ、肌状態、日焼け、薬、治療歴、外せない予定、通院可能日、予算を確認します。何回で消えると断定せず、最初の評価区間、ダウンタイム、写真評価、総費用、変化が乏しい時の組み替え方を相談します。

FAQ

よくある質問

クレーター治療は何回受ければよくなりますか?

全員共通の回数はありません。凹みの型、深さと数、肌色、活動中ニキビ、施術の種類と設定、反応、目標で変わります。最終回数を先に保証してもらうより、まず何回を評価区間にするか、同条件写真でいつ見直すか、総費用と変更条件を確認してください。

ポテンツァはクレーターに何回必要ですか?

ポテンツァは高周波マイクロニードリング機器の一つですが、商品名だけで必要回数は決まりません。チップ、針の深さ、出力、範囲、凹みの型、活動中ニキビ、他の処置との組み合わせで計画が変わるため、1回の内容と評価時期を診察で確認します。

クレーター治療は1回でも効果が分かりますか?

1回後に変化を感じる人もいますが、施術直後の腫れで一時的に浅く見える場合があり、長期的な変化を保証するものではありません。施設が示す評価時期に、同じ照明・距離・角度の写真と診察所見で比較してください。

治療間隔を短くすれば早く終わりますか?

短くすればよいとは限りません。手技、皮膚の回復、赤みや色素沈着、コラーゲンが作られる時間、日焼け、併用治療で必要な間隔が変わります。肌が落ち着く前に自己判断で追加せず、延期や間隔変更の条件を確認します。

今もニキビがありますが、クレーター治療を始められますか?

施術できるかは炎症の強さ、使用薬、施術内容、肌状態で異なります。新しいニキビが繰り返す場合は、まず炎症を整え、新しい跡を増やさない治療を優先することがあります。処方薬を自己判断で中止せず、ニキビ治療と凹み治療の順番を相談してください。

回数券を契約する前に何を確認すればよいですか?

1回の内容、評価区間、総額、診察・麻酔・薬・針やチップの追加費用、有効期限、中途解約、返金、施術変更、日焼けや体調で延期する時の扱いを確認します。最終回数を初回に決め切らず、区間ごとに続行・変更・休止を選べるかも確認してください。

Doctor

監修医師メッセージ

池袋サンシャイン通り皮膚科 院長 吉井恭平

吉井恭平 池袋サンシャイン通り皮膚科 院長

クレーター治療の相談では、希望する回数より先に、凹みの型と深さ、現在のニキビ、赤みや色素沈着、過去の治療反応を確認します。複数の型が混ざる場合は、一つの施術を同じ設定で繰り返すより、評価区間ごとに目的を見直すことが大切です。

治療後の変化には個人差があり、完全に平らになることを保証できません。同条件写真、ダウンタイム、日焼け、外せない予定、総費用を共有し、続ける・組み替える・休む判断を診察のたびに更新しましょう。