池袋サンシャイン通り皮膚科の院内と診療導線

Insurance Dermatology / Tinea Versicolor

池袋で癜風(でんぷう)を
相談したい方へ胸・背中の色むら、白い斑点、抗真菌薬治療

癜風(でんぷう)は、皮膚に常在するマラセチアという真菌が増え、胸・背中・首・わきなどに茶色、白っぽい、赤みを帯びた斑点が出る表在性真菌症です。痛みや強いかゆみは少ない一方、汗をかく季節に目立ちやすく、白斑や湿疹、体部白癬、背中ニキビと迷うことがあります。池袋駅近くの皮膚科で診断を確認し、抗真菌薬と再発予防を相談できます。

胸・背中の色むら 真菌検査で確認 抗真菌薬の外用 再発予防相談
診療前に知っておきたいこと

癜風は、Malassezia(マラセチア)という皮膚常在真菌が増殖して起こる病気です。日本皮膚科学会・日本医真菌学会の皮膚真菌症診療ガイドライン2025では、癜風の治療は抗真菌薬の外用が第一選択とされています1。治療で菌が減っても、色むらはすぐに消えず、数週間から数か月かけて戻ることがあります2

Visual Guide

癜風の見え方を確認します

癜風は、茶色く見えることも白っぽく見えることもあり、同じ患者さんの中で色の違う斑点が混在することがあります。特に日焼け後や汗をかく季節に、胸・背中・首の色むらとして気づかれやすい病気です。

癜風で胸背部に茶色や白っぽい色むらが出る状態を示す症例写真風イメージ
症例写真風イメージ実在患者さんの症例写真ではありません。癜風で胸・背中・首などに茶色や白っぽい斑点、細かい皮むけが見られる状態を、説明用に非刺激的に再現した画像です。

色は一色ではありません

茶色、赤褐色、白っぽい斑点として見えることがあります。日焼け後は周囲の皮膚との差で白い斑点が目立つことがあります。

細かい皮むけが手がかりです

表面に細かい鱗屑がある時は、少量を採取して顕微鏡でマラセチアを確認します。色だけが残っている時は菌が残っていない場合もあります。

背中ニキビとは治療が違います

毛穴に一致したぶつぶつが中心ならマラセチア毛包炎や体ニキビも考えます。斑点状の色むらか、毛穴の炎症かを診察で分けます。

画像は診療説明用のイメージです。実際の見え方は肌色、日焼け、汗、皮脂、外用薬の使用状況によって異なります。

First Check

癜風か、似た色むらかを確認します

癜風は、胸・背中・首・肩・わきなど、汗や皮脂が多い部位に出やすい病気です。茶色い斑点、白っぽい斑点、細かい粉をふいたような皮むけが見られることがあります。見た目だけでは、白斑、湿疹、乾癬、体部白癬、背中ニキビ、炎症後色素沈着と迷うことがあるため、必要に応じて顕微鏡検査で確認します。

癜風が疑われる時

夏や汗をかく時期に胸・背中の斑点が増える、斑点の表面が少しカサカサする、日焼け後に白い色むらが目立つ、毎年同じ時期に再発する場合は、癜風を考えます。

「白癜風」とは別の病気です

癜風は真菌による表在性の感染症で、抗真菌薬が治療の中心です。尋常性白斑のような自己免疫性の色素脱失とは治療方針が異なります。白い斑点がある場合も、自己判断で白斑と決めつけず診察で確認しましょう。

Difference

似て見える疾患との違い

色むらだけを見ると、癜風以外の病気も候補になります。治療薬が異なるため、長引く場合や範囲が広い場合は、皮膚科で鑑別することが大切です。

疾患・状態 よくある見え方 診察で確認すること
癜風(でんぷう) 胸・背中・首などの茶色、白色、赤褐色の斑点。細かい鱗屑を伴うことがあります。 マラセチアの増殖を疑い、必要に応じて顕微鏡検査で真菌を確認します。
水虫・体部白癬 輪のように広がる赤み、かゆみ、境界がはっきりした皮疹。足や爪にも感染があることがあります。 水虫・爪水虫治療として、皮膚糸状菌の有無を確認します。
湿疹・かぶれ 赤み、かゆみ、じゅくじゅく、乾燥、左右差。衣類や汗、洗剤などで悪化することがあります。 湿疹・かぶれ治療として、刺激や接触源、外用薬を確認します。
乾癬 厚い鱗屑を伴う赤い皮疹、肘・膝・頭皮・爪病変を伴うことがあります。 乾癬治療として、慢性炎症性疾患との違いを確認します。
背中ニキビ・マラセチア毛包炎 毛穴に一致した小さな赤いぶつぶつ。かゆみを伴うことがあります。 背中ニキビ・体ニキビ治療やマラセチア毛包炎との違いを見ます。

Treatment

皮膚科で行う癜風の治療

癜風は抗真菌薬で治療します。多くは外用薬が中心ですが、範囲が広い、再発を繰り返す、外用が塗りにくい場合は内服薬を検討することがあります1, 4。治療後も色むらが残ることがあるため、菌が残っているのか、色だけが残っているのかを分けて確認します。

01

抗真菌薬の外用

癜風の基本治療は抗真菌薬の外用です。範囲、部位、塗りやすさに合わせて、クリームやローションなどを選びます。見た目が改善する前に中断すると再燃しやすいため、使用期間も確認します。

02

広範囲・再発例の相談

胸や背中に広く出る、毎年再発する、外用で改善しにくい場合は、内服抗真菌薬を検討します。内服薬は併用薬や肝機能などの確認が必要なため、診察で適応を判断します。

03

色むらと再発予防

菌が減っても白っぽさや茶色い色むらはしばらく残ることがあります。汗をかいた後のシャワー、通気性のよい衣類、再発しやすい季節のケアを組み合わせます。

急に広がる赤み、強い痛み、膿、発熱、免疫を下げる治療中、顔や広範囲に目立つ色むらがある場合は、別の病気も含めて早めにご相談ください。

OTC & Contagion

「うつる?」「市販薬で治る?」を整理します

癜風は検索されやすい不安がはっきりしています。人にうつるのか、市販薬で様子を見てよいのか、日焼けで白く見えるのはなぜかを、診察時にもよく確認します。

人に強くうつる病気ではありません

癜風は皮膚にもともといるマラセチアが、汗・皮脂・湿度などを背景に増えて起こります。一般的な意味で強い感染症として広がる病気ではありませんが、家族内で似た体質や環境が重なることはあります。

市販薬で迷う時は診断を先に

抗真菌成分を含む市販薬で改善することもありますが、湿疹、白斑、体部白癬、乾癬、背中ニキビでは治療が異なります。範囲が広い、顔や首で目立つ、再発を繰り返す場合は、自己判断で長く塗り続ける前に皮膚科で確認しましょう。

白い色むらは治療後も残ります

菌が減って細かい皮むけが落ち着いても、色の差だけがしばらく残ることがあります。日焼け後に白い部分が目立つ場合もあり、色が残ることだけで治療失敗とは限りません。

市販薬を使っても広がる、赤みやかゆみが強い、白い斑点が急に増える、免疫を下げる薬を使用中、毎年再発する場合は、顕微鏡検査を含めて診断を確認してください。

Flow

診察から治療方針を立てるまで

癜風は、見た目と部位、季節性、顕微鏡検査の結果を組み合わせて判断します。再発しやすい病気なので、治療後の見え方まで説明します。

問診

いつから、どこに、季節で変わるか、汗・皮脂・スポーツ・再発歴を確認します。

診察

色、形、範囲、細かい皮むけ、かゆみ、体部白癬や湿疹との違いを見ます。

検査

必要に応じて皮膚表面を少量こすり、顕微鏡で真菌を確認します。

治療選択

外用抗真菌薬を中心に、広範囲・再発例では内服薬の適応を検討します。

再発予防

汗対策、通気性、再発しやすい季節のケア、色むらが残る期間を確認します。

Daily Care

再発を減らすためにできること

癜風は再発しやすい病気です。治療で改善した後も、汗・湿度・皮脂が多い環境では再燃することがあります。

汗を長時間残さない

  • 汗をかいた後はシャワーや着替えを行う
  • 胸・背中・わきの蒸れを減らす
  • 運動後や夏場は早めに皮膚を清潔にする

肌への刺激を減らす

  • 強くこすりすぎない
  • 通気性のよい衣類を選ぶ
  • 油分の多いボディケアが合わない時は相談する

色むらを焦って削らない

  • 治療後も色だけ残ることがある
  • 日焼けで白斑が目立つことがある
  • 改善しない場合は再検査で菌の残存を確認する

再発を繰り返す方では、汗をかきやすい季節の前後に外用薬や洗浄剤の使い方を相談します。抗真菌薬を予防目的で使う場合も、部位・範囲・頻度は診察で確認します。

Cluster Links

関連する皮膚疾患ページ

癜風は、水虫・カンジダなどの真菌症、湿疹、乾癬、背中ニキビなどと鑑別されることがあります。同じ「よくある皮膚疾患の治療」配下のページもあわせて確認できます。

FAQ

癜風についてよくある質問

癜風は人にうつりますか?

癜風は皮膚に常在するマラセチアが増えて起こる病気で、一般的には強く人にうつる病気ではありません。清潔にしていないから起こる、というより汗・皮脂・湿度などが関係します。

治療すれば色むらはすぐ消えますか?

抗真菌薬で菌が減っても、白っぽさや茶色い色むらはしばらく残ることがあります。数週間から数か月かけて戻ることがあるため、菌が残っているか色だけが残っているかを再診で確認します。

市販薬で治せますか?

抗真菌成分を含む市販薬で改善することもありますが、癜風以外の病気では治療が異なります。範囲が広い、再発を繰り返す、白い斑点が目立つ場合は皮膚科で診断を確認してください。

内服薬は必要ですか?

多くは外用薬が中心ですが、病変が広範囲、再発を繰り返す、外用が難しい場合は内服抗真菌薬を検討します。併用薬や肝機能などを確認して判断します。

再発を防ぐにはどうすればいいですか?

汗を長時間残さない、蒸れを減らす、通気性のよい衣類を選ぶ、再発しやすい季節に早めに相談することが大切です。再発を繰り返す場合は予防的なケアも相談できます。

白癜風とは違いますか?

癜風は真菌による病気で、白癜風とは別の病気です。白い斑点だけでは見分けにくいことがあるため、皮膚科で診察や検査を行います。

日焼けすると白い斑点が目立つのはなぜですか?

癜風では、菌や炎症の影響で色素の見え方が変わることがあります。周囲の皮膚が日焼けすると、癜風の部分との色の差が強く見え、白い斑点として気づきやすくなります。

どのタイミングで再診すればよいですか?

外用後も細かい皮むけが続く、範囲が広がる、毎年再発する、色むらが癜風か不安な場合は再診で確認します。色だけが残っているのか、菌が残っているのかを分けて判断します。

池袋サンシャイン通り皮膚科 院長 吉井恭平

Supervised by

癜風は、治療で菌が減っても色むらが残ることがあり、治っていないように見えることがあります。診断、抗真菌薬の使い方、再発予防、色の戻り方を分けて確認します。

池袋サンシャイン通り皮膚科 吉井 恭平