マーデュオックスの位置づけ
尋常性乾癬で、角化と炎症の両方を考えて使う配合外用薬です。
活性型ビタミンD3・ステロイド配合外用薬
成分を確認ビタミンD3外用薬とステロイド外用薬を組み合わせた薬として、外用負担を減らしながら炎症と角化を抑えます。
役割を確認顔、粘膜、広範囲、大量・長期使用では注意が必要です。
注意点を確認
診察・相談時に確認しやすい製品例
診察では症状や部位に加えて、剤形、規格、飲みやすさ、続けやすさも確認します。同じ成分や同じ処方名でも剤形や製品で使い方が変わるため、以前の薬がある場合は薬袋やお薬手帳も参考になります。
マーデュオックスの処方を検討するときに確認すること
薬を選ぶ前の確認点と、治療を見直す目安をお伝えします。

FROM THE CLINIC
- 処方を考える場面
- 尋常性乾癬の赤み・厚み・鱗屑に、2成分の配合外用を検討する場合です。塗る負担や既存治療への反応も確認します。
- 処方前に確認すること
- 病変の範囲、感染の有無、他のステロイド・ビタミンD製剤、腎機能、妊娠の可能性と1日の使用量を確認します。
- 処方後に確認すること
- 皮疹の改善、使用した量、皮膚の薄さ、毛包炎や刺激感、カルシウム値と腎機能を確認します。
- 治療を見直す目安
- 開始4週を目安に継続の必要性を判断します。採血異常、皮膚感染、広範囲の反応不良では使用法や治療段階を変更します。
公的資料や文献を踏まえた一般的な確認事項です。個別の処方は診察所見と患者さんの背景に応じて判断します。主な確認資料:PMDA:マーデュオックス軟膏 電子添文(2024年11月改訂)、中川秀己ほか:マキサカルシトール・ベタメタゾン配合軟膏の第III相比較試験(2015)。参考資料確認日:2026年9月6日
診察で確認する使い方
薬の種類、部位、期間、併用薬によって使い方が変わります。
表は左右に動かして確認できます
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 使われる場面 | 尋常性乾癬で、角化と炎症の両方を考えて使う配合外用薬です。 |
| 薬の役割 | ビタミンD3外用薬とステロイド外用薬を組み合わせた薬として、外用負担を減らしながら炎症と角化を抑えます。 |
| 向かない場面 | 顔、粘膜、広範囲、大量・長期使用では注意が必要です。 |
| 診察で確認すること | 使用量、塗る範囲、他のビタミンD3外用薬やステロイド外用薬との重複を確認します。 |
| 副作用・注意点 | 刺激感、皮膚萎縮、毛細血管拡張、高カルシウム血症などに注意します。 |
受診時に伝えてほしいこと
お薬手帳、薬袋、写真、以前の処方内容があると、同じ系統の薬の重複や副作用歴を確認しやすくなります。
似た症状でも、湿疹、感染症、いぼ、乾癬、かぶれなどで治療が変わります。診察で状態を確認して調整します。
よくある質問
マーデュオックスは自分で使い始めてもよいですか?
自己判断ではなく、症状の種類、部位、持病、併用薬を確認してから使うことをおすすめします。
効果が弱い場合は塗る量や飲む量を増やしてよいですか?
自己判断で増やさず、診察で確認してください。薬の変更だけでなく、診断や併用治療の見直しが必要なことがあります。
処方・鑑別・安全管理を確認するための情報です。患者さんは上部の患者向け説明をご覧いただき、薬の開始・変更・中止は自己判断せず診察時にご相談ください。
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処方医向け:マーデュオックスの医学情報
成分・国内ランク、部位・FTU、安全性、改善後の出口を既存の医師向け情報と一次資料から確認します。
病名だけで強さを固定せず、皮疹、部位、面積、感染、剤形、期間を確認し、改善後の減量・切替まで設計します。 正確な効能・用法・禁忌は最新の電子添文・適正使用資料を優先してください。
最初の要点を開いています。見出しから「適応」「処方設計」「安全性」「再評価」「一次資料」を必要な順に確認できます。
処方設計処方設計
患者さん向けの記事ですが、処方設計の背景を確認しやすいよう専門的な要点も整理します。
尋常性乾癬では病変部位、BSA、鱗屑の厚さ、頭皮・爪・関節症状の有無を確認し、配合外用薬の利点と重複リスクを整理します。ステロイド成分は炎症を、ビタミンD3成分は角化異常を意識して位置づけ、改善後は使用頻度や単剤への切り替えを検討します。
安全管理安全性・モニタリング
顔・間擦部・広範囲ではステロイド外用の副作用に注意します。ビタミンD3外用薬の重複、使用量超過、腎機能低下、高カルシウム血症リスクを確認し、長期継続例では使用量と検査の必要性を再評価します。
再評価エビデンスの位置づけ
カルシポトリオール/ベタメタゾン配合外用薬は、乾癬の局所治療で臨床試験と実臨床研究のレビューがあり、単剤より外用負担を下げやすい選択肢として扱われます。外用薬だけで不十分な場合は光線療法や全身療法の適応も検討します。
処方設計実務ポイント
臨床判断国内475例の比較試験・配合成分の重複・4週評価
国内475例の無作為化二重盲検比較試験では、配合剤1日1回をマキサカルシトール単剤1日2回、ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル単剤1日1回と比較しました。4週後のPSI合計スコアはそれぞれ4.6、7.9、7.4で、配合剤はいずれの単剤に対しても有意に改善しました。PSIはPASIとは異なり、この結果はPASI75達成率を表しません。短期・特定の対象集団の試験であり、別の配合薬との優劣や長期無制限使用の安全性は示しません。 中川秀己ほか:マキサカルシトール・ベタメタゾン配合軟膏の第III相比較試験(2015)
1g中にマキサカルシトール25μgとベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル0.5mgを含み、1日1回、1日10g以内で使用します。4週を目安に必要性を見直し、同一病変への他のステロイド併用を避けます。Ca・腎機能は開始2~4週後とその後適宜検査し、正常域を超えれば減量・中止します。広範囲・バリア機能低下では吸収増加に注意し、感染病変や正常皮膚への塗布を避けます。 PMDA:マーデュオックス軟膏 電子添文(2024年11月改訂)
参考資料確認日:2026年9月6日
本節は医療従事者の情報確認を目的とした整理です。実際の処方は最新の電子添文、適正使用資料、診療ガイドライン、患者背景および施設要件に基づいて判断してください。最終医学レビュー:2026年8月13日
監修医師
薬の基本情報だけでなく、選ぶ条件・避ける条件・改善後の出口まで確認しています。
監修医からのメッセージ
一般名・濃度・国内ランク・剤形
部位、FTU、回数、期間、処方総量
減量・中止・切り替えと再評価条件