妊娠中のアトピーの塗り薬を相談するため、前腕の湿疹と薬の現物を確認するイメージ

Atopic Dermatitis Column

妊娠中のアトピーの塗り薬|量・部位を伝える相談メモ

妊娠中のアトピーの塗り薬は、妊娠したという理由だけで一律に中止・変更せず、薬名、妊娠週数、塗る部位・量・期間を処方元へ伝えて確認します。ステロイド外用薬は通常の使用が認められますが、強い薬の大量・長期使用や、それ以外の薬は個別の判断が必要です。この記事では皮膚科と産婦人科へ共有する相談メモを整理します。手足の裏の強いかゆみ、普段と違う夜間のかゆみ、発熱や痛みは、記録を待たず受診先へ連絡してください。

監修: 吉井恭平 妊娠中のアトピー性皮膚炎と外用薬の相談準備 最終更新 2026-09-10

まず押さえたい、3つのポイント

01

妊娠が分かったら、薬名・妊娠週数・使用範囲と量を処方元へ伝える

02

ステロイド外用薬とそれ以外を分け、自己判断で一律に中止・変更しない

03

皮膚科と産婦人科へ同じ情報を共有し、次回の塗り方と再診時期を確認する

普段と違うかゆみは産科へ、呼吸症状は救急対応を

妊娠中に手のひら・足の裏が強くかゆい、発疹が乏しいのに夜眠れないほどかゆい場合は、アトピーと決めず当日中に産婦人科へ連絡してください。発熱・痛み・水ぶくれが広がる場合も早急に診察が必要です。 記録を待たず連絡し、息苦しさや意識の変化があれば119番へ。妊娠が判明した後の薬の確認は、次の定期受診まで放置せず処方元へ相談します。

01 / First Step

妊娠が分かったら、外用薬の使い方を処方元と確認します

妊娠が分かったら、使っているアトピーの塗り薬について、薬名と妊娠週数を処方元へ伝えます。以前に妊娠中の使用方針を相談している場合はその指示を確認し、まだ確認していなければ早めに連絡しましょう。妊娠したという理由だけで治療全体を自己中止する必要があるとは限りません。

日本皮膚科学会などの診療ガイドラインは、ステロイド外用薬の通常の使用を妊娠中も認めています。ただし、強い薬を大量・長期に使う場合は注意が必要です。『塗り薬は全部危険』『外用なら何でも安全』という二つの極端な考え方では、今の処方の必要性を判断できません。

相談では、これからの使用方法と、妊娠に気づく前に使っていた期間を分けて伝えます。すでに使った事実だけで赤ちゃんへの影響を断定しないでください。現在のかゆみや湿疹の程度も一緒に示すと、薬への不安と皮膚症状の両方を踏まえた話し合いができます。

処方時に妊娠の可能性を伝えていなかった場合や、薬名が分からない場合は、薬局でも薬を特定する手助けが得られます。チューブや薬袋を捨てずに手元へ置き、次回使用をどうするか確認します。かゆみを我慢して連絡を先延ばしにせず、まず分かる情報から伝えましょう。

妊娠を希望している段階でも相談できます。次に薬をもらう機会などに、妊娠を考えている時期と現在の治療を伝えておくと、判明後の連絡先や確認事項を決めやすくなります。自分で休薬期間を設けたり、妊活のために一律に外用を止めたりする必要があるかは、薬ごとに医師へ確認してください。

今日から確認する三つのこと
順番確認内容
薬を特定容器・薬袋・お薬手帳の薬名と濃度
条件を整理妊娠週数、塗る部位・量・期間
方針を共有処方元へ連絡し、産婦人科にも同じメモを見せる
02 / Topical Steroids

ステロイド外用薬は、通常の使用と大量・長期使用を分けます

ステロイド外用薬は、妊娠中も必要に応じて選ばれる治療です。一方、強さ、塗る面積、使用期間によって確認点が変わるため、妊娠前と同じ薬を使っているという情報だけでは足りません。処方された部位と回数、実際の使い方を照らし合わせます。

国内ガイドラインのCQ21では、通常使用の安全性と、強い外用薬を大量・長期に使う場合の注意が併記されています。観察研究では妊娠経過への明らかな悪影響が示されていない一方、強い薬の累積使用量と出生時体重の関係について結果が一致しない部分があります。『絶対に影響しない』とは言い切りません。

外用薬は飲み薬と体内へ入る経路が異なります。塗った量がそのまま赤ちゃんへ届くわけではなく、皮膚から吸収される量を考えます。ただし、広い範囲、皮膚の傷、薄い皮膚への使用、覆って密封する方法などで条件が変わるため、薬名だけでなく使用状況が必要になります。

医師は、炎症を抑える効果と使用条件を見ながら治療を調整します。患者さんが自己判断で最も弱い薬へ替える、薄く少量だけ塗って長く我慢する、急に回数を減らすという意味ではありません。改善した後の減らし方も含め、今回の処方で目指す状態と再診時期を確認してください。

添付文書にある注意書きと、診療ガイドラインの一般的な説明は役割が異なります。注意の言葉だけを切り取って判断せず、今の製品の説明書を処方元と確認します。妊娠週数が変わったら必ず薬を替える、一定の量以下なら誰でも大丈夫、といった一律の境界をこの記事から決めることはできません。

ステロイド外用薬で確認する条件
項目処方元へ伝える内容
強さ・製品チューブの薬名と濃度
広さ・部位顔、腕、腹部など実際の範囲
量・期間何g入りをどれくらいで使ったか
皮膚の状態傷やただれ、覆っていたか
03 / Medicine List

ステロイド以外の薬や混合薬は、成分ごとに確認します

ステロイドではない外用薬も、妊娠中の使用可否を個別に確認します。『ステロイドが入っていないから安全』という意味ではありません。同じアトピーに使う薬でも根拠の量や添付文書の注意が異なるため、製品名・濃度・処方元をそろえて相談してください。

例えばタクロリムス軟膏は、日本皮膚科学会の説明では、妊娠中または妊娠の可能性がある方に対し、治療の利益が危険性を上回ると判断される場合に使用する位置づけです。これは自己判断で使えるという案内でも、一度使ったら影響が確定するという説明でもありません。

ほかの抗炎症外用薬も一括りにはできません。薬袋に複数の成分名がある、薬局で混ぜた容器に入っている、顔用と体用で処方が違う場合は、容器の色だけで区別せず調剤内容を確認します。表示が読めなければ、薬局へ処方日を伝えて相談できます。

お薬手帳には、皮膚科以外の薬、市販のかゆみ止め、サプリなども加えます。飲み薬や注射薬を併用している方は、それぞれ別に妊娠時の指示を確認してください。本記事のステロイド外用薬の説明を、内服薬、注射薬、ニキビ薬へそのまま当てはめないことが大切です。

保湿剤だけを塗っていると思っていても、薬局で抗炎症薬を混ぜてある場合があります。逆に、見た目が薬に似た容器でも保湿用の製品という場合もあります。容器と薬袋を組にして示し、不明な成分はそのまま問い合わせる方が、色やにおいから推測するより確実です。

薬の一覧で分けたいもの
手元のもの確認する情報
処方のチューブ薬名・濃度・顔用か体用か
混合した容器全成分と調剤した薬局
保湿剤・市販品商品名と使用部位
内服薬・注射薬別の使用指示と最終使用日
04 / Area & Amount

部位・量・期間は、実際に使った状況を書きます

診察へ持参する量の記録は、厳密な計測より『どの薬を、どこへ、いつから、どれくらい』が分かることを優先します。処方された量と実際に塗った量は分けてください。分からない項目は推測で埋めず、不明と書いても相談できます。

顔、首、左右の肘、腹部など、塗った場所を短く並べます。面積が説明しにくければ、体の簡単な図へ印を付けても構いません。患部全体なのか一部なのか、妊娠前より範囲が広がったかを添えると、同じ一回という言葉でも実際の使用状況が伝わりやすくなります。

量は『何g入りのチューブを、いつ開け、どれくらい残っているか』を手掛かりにします。ほかの部位にも使った、何日か塗らなかった、以前の残りから使い始めた場合も添えます。新たに毎回重さを量る必要はなく、お薬手帳、処方日、容器の容量をそのまま示せば十分な出発点です。

塗った上をラップや包帯で覆った、傷のある部分に使った、入浴後だけ塗ったなど、普段と違う使い方があれば隠さず伝えます。吸収の条件が変わるためです。診察前に効果を試すため多く塗ったり、妊娠中だからと自己流で希釈したりして、元の状況を変えないでください。

例えば『前回処方された体用のチューブを二週間ほど使用、残量は半分くらい、肘に夜一回、数日は塗らなかった』という記録でも、量を確認する手掛かりになります。これは使用を勧める処方例ではありません。チューブの容量も添え、実際の自分の状況へ置き換えて伝えてください。

記入用の外用薬メモ
確認欄書き方の例
薬名と濃度容器を撮影・混合薬は薬局へ確認
塗った部位左右の肘の内側、顔など
期間と回数開始日・最後に使った日・一日の回数
実際の使用量容量と残り具合、使い切るまでの期間
特別な条件傷・ただれ・包帯などの有無
05 / Skin Symptoms

薬への不安と、湿疹・睡眠への負担を一緒に伝えます

薬を使うことへの心配に加え、治療を減らした後のかゆみや睡眠の変化も伝えます。外用薬への不安だけで治療を止めたままにすると、皮膚の炎症が十分に抑えられないことがあります。妊娠中だから我慢するという前提にせず、困っていることを診察で共有しましょう。

『赤みが増えた』『かゆくて夜中に起きる』『服が触れると痛い』『塗ること自体が怖い』など、自分の言葉で構いません。症状が始まった日と、薬を減らした日が近ければ両方を記録します。ただし、時間が近いだけで薬の中止が原因と決めず、ほかの変化も医師に確認してもらいます。

妊娠を機に保湿剤、洗浄料、衣類などを一斉に替えている場合は、その製品も伝えます。保湿は基本のケアですが、妊婦向けや天然由来という表示だけで刺激が起きないとは限りません。新しい製品を次々に追加するより、使えていたものと症状が変わったものを区別すると相談しやすくなります。

すでに塗るのをやめてしまった場合も、責められることを心配して説明を控える必要はありません。やめた薬、最後に使った日、不安になった理由を伝えてください。記録は治療を評価する材料であり、患者さんの努力を採点するものではありません。体調がつらいときは家族に準備を手伝ってもらえます。

妊娠に伴う体調変化で薬を塗りにくい場合も相談してください。手が届きにくい部位、においで気分が悪くなる、入浴後に疲れてケアが続かないなど、困る場面が分かると、使い方を一緒に考えやすくなります。無理に完璧な記録やケアを続けることを目標にしません。

  • 薬を減らした時期と症状が変わった時期を分ける
  • 眠れない、痛い、塗るのが怖いなど生活への影響を伝える
  • 使っている保湿剤や新しく替えた製品も確認する
06 / When to Seek Care

普段と違うかゆみ、痛み・発熱は、記録より受診を優先します

妊娠中のかゆみがすべてアトピーとは限りません。手のひらや足の裏の強いかゆみ、発疹が乏しいのに眠れないほどのかゆみは、当日中に産婦人科へ連絡してください。皮膚の症状だけを見て、いつもの湿疹と決めつけないことが大切です。

こうしたかゆみでは、妊娠に関連する肝臓の病気などを確認する必要があります。症状だけでその病気だと診断することはできませんが、採血などの判断は産婦人科で行います。次の妊婦健診まで待つか迷う場合も、症状を伝えて受診時期を確認してください。

発熱、強い痛み、急に広がる赤み、水ぶくれが増えるといった変化は、感染症などの可能性があり、皮膚科へ早急に相談します。妊娠週数と使用薬も伝えてください。息苦しさ、意識が遠のく、急な全身の腫れなどは119番へ連絡し、通常の診察予約や薬のメモを待たないでください。

緊急症状がなくても、眠れない、掻き壊しが続く、広い範囲に湿疹が出る、薬が足りなくなる場合は早めに皮膚科へ相談します。何週間か記録してから受診する必要はありません。産婦人科で相談した内容があれば、皮膚科にも共有し、逆の場合も同じように伝えます。

新しく強いかゆみが出たときは、発疹が目立つかどうか、手足の裏にあるか、夜に強いかも伝えます。写真で異常が見えなくても、かゆみを理由に相談できます。症状が続くのに最初の診察で原因が分からなかった場合も、我慢したままにせず産婦人科へ改めて連絡してください。

症状に応じた連絡先
変化行動の目安
手足の裏の強いかゆみ・普段と違う強い夜間のかゆみ当日中に産婦人科へ連絡
発熱・強い痛み・広がる水ぶくれ早急に皮膚科等で診察
息苦しさ・意識の変化119番へ連絡
湿疹の拡大・治療を続けられない早めに処方元へ相談
07 / Shared Plan

皮膚科と産婦人科には、同じ一枚のメモを見せます

薬の情報と妊娠経過を同じメモにまとめると、皮膚科と産婦人科が判断の前提を共有できます。母子健康手帳とお薬手帳、薬の現物または写真を用意してください。妊娠週数は最新の診察で伝えられたものを書き、まだ分からなければそのまま伝えます。

皮膚科には、今の炎症に必要な薬、部位別の量と回数、改善後の調整、再診時期を確認します。産婦人科には、薬名、使用期間、実際の範囲と量、皮膚科で決めた方針を共有します。『皮膚科の薬は大丈夫か』だけでなく、何をどの条件で使う予定かが分かる形にします。

説明が食い違うように感じたときは、薬名、濃度、外用か内服か、使った過去の評価か今後の処方かを確認してください。同じ質問のつもりでも、医療者へ伝わった条件が違うことがあります。自分でどちらかを選ばず、可能であれば医療機関同士で情報を確認してもらいましょう。

薬の妊娠への影響について専門的な相談が必要な場合は、国立成育医療研究センターの妊娠と薬情報センターも相談資源です。現在はWebで申し込み、拠点病院の相談外来へつながる仕組みです。新しい薬や代替薬を処方してもらう窓口ではないため、治療の調整は処方元と相談します。

相談時には、質問を三つに絞る方法もあります。『今の塗り薬はどの部位にどう使うか』『どんな変化があれば予定より早く連絡するか』『産婦人科へ何を共有するか』です。回答した医療機関と日付を残すと、次の診察や薬局で古い情報と取り違えにくくなります。

診察へ持参する共有メモ
本人が用意する情報診察で記入してもらう情報
妊娠週数・判明日・産科名今回確認した治療方針
薬名・塗る部位・量・期間部位ごとの薬・回数・量
湿疹の変化・睡眠への影響悪化時の連絡先と再診日
今いちばん不安な点産婦人科へ共有する事項
妊娠週数とアトピー外用薬の量・部位を共有するため、薬のチューブと相談メモをそろえる準備
診療説明用の生成イメージです。実在患者さんの症例写真ではありません。薬の現物と妊娠経過が分かる資料をそろえる場面です。
08 / Next Visit

相談後は、使い方と再診日を一緒に残します

診察後は『使用できると言われた』だけでなく、どの薬をどこに、どれくらいの回数で、いつまで使うかを確認します。次の診察で何を評価するかも一緒に残してください。妊娠経過や皮膚の状態が変わったときに、同じ前提で続けてよいか相談しやすくなります。

顔と体で薬が異なる場合は、容器へ使用部位のメモを添えるなど、取り違えを防ぎます。処方内容が変わったら古い指示と混ざらないよう、日付を付けて更新しましょう。自己判断で以前の残薬を再開することや、家族の薬で代用することは避けてください。

塗る回数を減らす条件や、赤みが戻ったときの対応は処方ごとに異なります。『良くなったらどうするか』と『悪くなったら誰へ連絡するか』を先に聞くと、次の受診まで迷う場面を減らせます。使い切りそうな時期が予約より前なら、薬がなくなる前に処方元へ連絡してください。

出産後の授乳中は、妊娠中と確認する条件が変わります。授乳予定や赤ちゃんが触れる部位への使用は、時期が近づいたら改めて医師へ伝えましょう。この記事の妊娠中の説明だけで授乳期の使用を決めず、継続して相談できる状態を整えておくことが大切です。

受診先が変わる予定があるときは、現在の処方内容と、妊娠中の使用について確認した内容を新しい医療機関へ見せます。引っ越しや里帰りなどで通院が途切れそうな場合は、予約や薬の残りを事前に確認してください。これは薬の増量を勧める意味ではなく、相談先をつなぐための準備です。

  • 部位ごとの薬名、量、回数、再診日を記入する
  • 妊娠経過や皮膚の変化を次の診察でも共有する
  • 授乳中の使い方は出産前後に改めて確認する

池袋で妊娠中のアトピーと塗り薬を相談したい方へ

池袋で皮膚科受診をご検討の方へ

池袋駅周辺や東池袋で、妊娠中のアトピーの塗り薬に迷う方は、妊娠週数、使用薬の現物または写真、お薬手帳、産婦人科での説明内容をお持ちください。湿疹の広がりや眠れないほどのかゆみも、薬への不安と一緒に伝えていただけます。

池袋サンシャイン通り皮膚科では、一般皮膚科(保険診療)で皮膚の状態と外用薬の使い方を確認します。妊娠経過に関する判断は産婦人科と共有し、必要に応じて専門の相談先をご案内します。記録がそろっていなくても受診できます。

FAQ

よくある質問

妊娠が分かったらステロイドの塗り薬を全部やめますか?

妊娠だけを理由に一律にやめる必要があるとは限りません。国内ガイドラインは通常の外用を認めていますが、強い薬の大量・長期使用などは確認が必要です。薬名、妊娠週数、部位と実際の使用量を処方元へ伝え、今後の使い方を相談してください。

妊娠に気づく前に塗っていました。赤ちゃんへの影響はありますか?

塗った事実だけでは影響を判断できません。薬名、濃度、使った期間、回数、塗布範囲、傷の有無を伝え、皮膚科と産婦人科で評価を受けてください。ステロイド外用薬の通常使用に関する情報と、すべての薬・使い方の評価は同じではありません。

ステロイドではないアトピーの塗り薬なら、そのまま使えますか?

ステロイドを含まないことだけで妊娠中の安全性は決まりません。タクロリムスなども薬ごとの注意と治療の必要性を確認します。混合薬は全成分を薬局で確認し、自己判断で別の薬へ替えず、現在の薬名と使い方を処方元へ伝えてください。

塗り薬を何g使ったか分からなくても、相談できますか?

正確な重さが分からなくても相談できます。チューブの容量、処方日、残り具合、塗った場所と一日の回数を、分かる範囲で示してください。推測を確定した量として書かず、不明な点は不明と伝えます。症状がつらいときは記録を完成させるまで受診を待たないでください。

手のひらや足の裏まで強くかゆいときも、アトピーでしょうか?

アトピーとは限りません。妊娠中の手足の裏の強いかゆみや、普段と違う夜間の強いかゆみは、当日中に産婦人科へ連絡してください。妊娠に関連する肝臓の病気などの確認が必要な場合があります。次の健診や薬の相談を待たず、現在の症状を伝えます。

監修医師 吉井恭平 院長

この記事の監修医師

吉井恭平|池袋サンシャイン通り皮膚科 院長

妊娠中は薬への不安が大きくなりやすい時期です。薬名と実際の使い方、妊娠週数を一緒に確認し、皮膚症状と治療の必要性を踏まえて相談しましょう。
記録がそろっていなくても受診できます。自己判断で薬を一律に中止・変更せず、普段と違うかゆみや痛み、発熱があれば産婦人科や皮膚科へ早めに連絡してください。
参考文献
  1. 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024(CQ21、p.2808)
  2. 日本皮膚科学会:皮膚科Q&A・妊娠中のタクロリムス軟膏
  3. 国立成育医療研究センター:妊娠と薬について知りたい方へ・相談の流れ
  4. 国立成育医療研究センター:妊娠中のお薬Q&A
  5. MotherToBaby:Topical Corticosteroids(2026年3月)
  6. NHS:Itching in pregnancy(妊娠中のかゆみと受診目安)