池袋サンシャイン通り皮膚科の診療スペース
Dermatology Medicine

アズノール軟膏とは

アズノール軟膏は、青色の有効成分ジメチルイソプロピルアズレンを白色ワセリン・精製ラノリンの基剤に配合した外用薬です。湿疹や、熱傷などに伴うびらん・潰瘍で皮膚を保護しながら使用します。

ジメチルイソプロピルアズレン 0.033%炎症性皮膚疾患治療剤使い方副作用池袋で相談
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アズノールの概要

強い炎症を素早く抑える薬ではありません。皮膚の状態を確認し、必要に応じてステロイド外用薬、抗菌薬、創傷処置などと役割を分けます。

アズノール軟膏0.033%の製剤写真
製剤写真:日本新薬(公式製品情報より)。処方される剤形・規格は診察時に確認します。

まず結論

アズノール軟膏は、青色の有効成分ジメチルイソプロピルアズレンを白色ワセリン・精製ラノリンの基剤に配合した外用薬です。湿疹や、熱傷などに伴うびらん・潰瘍で皮膚を保護しながら使用します。

一般名
ジメチルイソプロピルアズレン 0.033%
分類
炎症性皮膚疾患治療剤
剤形
軟膏0.033%
主な適応
湿疹、熱傷・その他の疾患によるびらん及び潰瘍
用法
通常、1日数回、適量を患部に塗布
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どのような時に使う薬か

薬名ではなく、診断と治療目標を確認して使用します。

適応・役割湿疹

赤み、かゆみ、乾燥などの湿疹で用いられます。炎症の強さにより他剤を選びます。

適応・役割びらん・潰瘍

熱傷やその他の疾患に伴う皮膚欠損に用いることがあります。感染や壊死の評価が先です。

適応・役割皮膚保護

ワセリン・ラノリンを含む軟膏基剤で患部を保護します。浸出液の量に応じて処置を調整します。

他の薬との違いアズノールは湿疹・びらん・潰瘍に用いる抗炎症・皮膚保護的な外用薬です。JAK阻害薬やPDE4阻害薬のように、アトピー性皮膚炎の特定経路を標的とする薬ではありません。
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塗り方と治療の進め方

処方された部位・回数・期間を守り、再診で効果と副作用を確認します。

  1. 患部を清潔にし、処方された回数で薄く塗ります。ガーゼ併用は指示に従ってください。
  2. びらんや潰瘍では、感染、壊死、浸出液、痛みの変化を観察します。
  3. ラノリンを含むため、塗布後に赤み・かゆみが増す場合は接触皮膚炎を疑い相談します。
外用量の確認
塗布量が少なすぎると薬効を評価できません。何本をどの期間で使うか、FTUなど具体的な量を診察時に確認してください。
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副作用・注意点

『非ステロイド』は副作用がないという意味ではありません。

使用中に確認すること
主な注意点は、刺激感、そう痒、発赤などの皮膚症状と、成分・基剤による過敏症です。深い潰瘍や感染を伴う創は、軟膏だけで治療せず診察が必要です。
診察前に伝えること
妊娠・授乳、年齢、アレルギー歴、過去のかぶれ、皮膚感染症、他院や市販薬を含む併用薬を伝えてください。
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処方を考える医師向け

承認情報と疾患別ガイドライン、臨床試験のエンドポイントを分けて確認します。

作用と基剤白血球遊走阻止、肥満細胞からのヒスタミン遊離抑制などが薬効薬理として記載されています。精製ラノリン・白色ワセリン基剤である点を踏まえます。
創傷評価びらん・潰瘍では、深達度、感染、虚血、壊死、褥瘡の原因、浸出液量を評価し、デブリードマンや被覆材を含む局所管理の一部として使います。
湿疹での位置づけ強い湿疹性炎症に対する標準的抗炎症治療の代替とはせず、皮膚保護や軽い炎症に適した場面を選びます。改善しない場合は診断を再検討します。
接触皮膚炎有効成分だけでなくラノリンなど基剤への接触アレルギーも鑑別します。使用部位に一致する増悪、境界明瞭な紅斑、遷延時は休薬・パッチテストを検討します。
エビデンスの読み方添付文書上の適応は湿疹と、熱傷・その他の疾患によるびらん・潰瘍です。創傷治療では薬剤名だけでなく、感染・血流・圧迫・浸出液といった治癒阻害因子を評価し、局所処置全体を設計します。
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池袋でアズノールを相談したい方へ

池袋駅東口・サンシャイン通り周辺で、保険診療の外用薬を相談できます。

症状を確認

皮疹の部位、経過、かゆみ、痛み、膿、これまでの薬を確認します。

薬を選択

診断、年齢、部位、炎症、感染、続けやすさに合わせて処方します。

再診で調整

効果、副作用、塗布量を確認し、継続・変更・終了を判断します。

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よくある質問

アズノールはステロイドですか?

アズノールはステロイド外用薬ではありません。ただし、非ステロイドであることだけで安全性や効果を判断せず、薬ごとの副作用と適応を確認します。

アズノールは顔にも使えますか?

薬の適応、皮疹、年齢、目や口との距離で判断します。顔は酒さ・ニキビ・感染・接触皮膚炎も見分ける必要があるため、処方された範囲に使用してください。

どのくらいで効きますか?

疾患と炎症の強さで異なります。処方時に再診時期と評価する症状を決め、改善しない場合は塗布量、診断、感染、かぶれを見直します。

塗った後に赤みやかゆみが増えた場合は?

刺激、接触皮膚炎、毛包炎、感染、原疾患の悪化などが考えられます。強い悪化や痛み、膿、広がる赤みがあれば使用を止め、早めに受診してください。

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監修医師

監修医師 吉井恭平
池袋サンシャイン通り皮膚科 院長
吉井 恭平

外用薬は「ステロイドか、非ステロイドか」だけで決めるものではありません。診察では、疾患、炎症の強さ、塗る部位、年齢、感染の有無、これまでの治療反応、毎日続けられる剤形まで確認します。従来型の非ステロイド性消炎外用薬は作用が穏やかな一方、接触皮膚炎に注意が必要です。タクロリムス、JAK阻害薬、PDE4阻害薬、AhR作動薬はそれぞれ適応年齢や使い方、安全性が異なります。薬の名前だけで選ばず、治療目標と再診時の評価項目を共有することが大切です。本記事は添付文書、診療ガイドライン、査読論文を確認し、患者さんと医療者の双方が治療の位置づけを理解できるよう整理しています。

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参考文献

  1. PMDA アズノール軟膏0.033% 添付文書
  2. 日本新薬 アズノール軟膏 製品情報
  3. 日本皮膚科学会 アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024
  4. 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A 非ステロイド外用薬

掲載内容は一般的な医療情報です。処方の適否、使用量、使用期間は診察で判断します。添付文書の改訂や患者さんの状態により説明内容が変わることがあります。