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ゾレアとは
アレルギー反応に関わるIgEを標的にする注射薬です
ゾレアは、IgEに結合してアレルギー反応を起こしにくくする抗IgE抗体薬です。慢性蕁麻疹では、飲み薬で症状が残る方のかゆみや膨疹を抑える目的で検討します。重症スギ花粉症では、既存治療を行っても症状が強い場合に、条件を確認して検討します。
どちらの疾患でも、すべての方に必要な治療ではありません。現在の症状、これまでの薬の効き方、検査結果、持病、妊娠・授乳の有無を確認して判断します。
当院では慢性蕁麻疹に対してもゾレアを処方しています。抗ヒスタミン薬で十分に抑えきれない蕁麻疹には、有用性の高い治療選択肢として診察で適応を確認します。
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対象疾患
慢性蕁麻疹と重症スギ花粉症で、確認するポイントが異なります
慢性蕁麻疹
飲み薬で不十分なかゆみ・膨疹に対する選択肢です
慢性蕁麻疹では、抗ヒスタミン薬などを使ってもかゆみや膨疹が残る場合にゾレアを検討します。症状が長く続く方では、睡眠、仕事、学業、外出への影響が大きくなるため、症状の頻度と生活への支障を確認します。
- 特発性の慢性蕁麻疹であるかを診察で確認します。
- 通常、300mgを4週間ごとに皮下投与します。
- 抗ヒスタミン薬などの基本治療を併用することがあります。
- 効果の出方には個人差があるため、一定期間ごとに継続の必要性を見直します。
重症スギ花粉症
既存治療で不十分な重症例に保険診療で検討します
スギ花粉症では、抗ヒスタミン薬や点鼻薬などの既存治療で十分な効果が得られない重症または最重症の方が対象になります。投与前に、血液検査や体重などを確認します。
- スギ花粉の特異的IgE、総IgE、体重などを確認します。
- 投与量と投与間隔は、総IgE値と体重をもとに決まります。
- 2週間ごとまたは4週間ごとの皮下注射になります。
- 花粉飛散時期を考慮し、抗ヒスタミン薬などの基本治療と併用します。
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確認事項
開始前に、症状・検査・費用・副作用を確認します
症状の確認蕁麻疹ではかゆみ・膨疹の頻度、花粉症では鼻水・鼻づまり・目の症状と重症度を確認します。
これまでの治療抗ヒスタミン薬、点鼻薬、点眼薬、外用薬など、使用した薬と効果・副作用を確認します。
費用と通院保険負担割合、投与量、投与回数で費用が変わります。通院間隔も疾患により異なります。
注意が必要な症状も確認します。注射部位の赤みや腫れのほか、まれにアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起こることがあります。妊娠・授乳中、持病、内服薬がある方は診察時に共有してください。
05
診療の流れ
適応を確認してから、投与スケジュールを決めます
1
診察
蕁麻疹または花粉症の症状、生活への影響、これまでの治療を確認します。
2
検査・条件確認
花粉症ではスギ特異的IgE、総IgE、体重などを確認します。蕁麻疹では経過と既存治療を確認します。
3
費用説明
保険負担割合、投与量、通院間隔、継続の見通しを説明します。
4
投与・見直し
効果、副作用、症状の変化を確認し、継続の必要性を定期的に見直します。
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FAQ
ゾレア皮下注射のよくある質問
Q慢性蕁麻疹にもゾレアは使えますか?
はい。当院では、抗ヒスタミン薬などで十分に抑えられない慢性蕁麻疹に対して、保険診療でゾレアの適応を確認しています。かゆみや膨疹が続き生活に支障がある方にとって、有用性の高い選択肢です。
Q蕁麻疹ではどのくらいの間隔で注射しますか?
特発性の慢性蕁麻疹では、通常300mgを4週間ごとに皮下投与します。症状の変化や副作用を見ながら、継続の必要性を定期的に確認します。
Q花粉症では誰でも受けられますか?
すべての方が対象ではありません。既存治療で十分な効果が得られない重症または最重症のスギ花粉症で、血液検査や体重などの条件を確認して判断します。
Q副作用はありますか?
注射部位の赤み、腫れ、かゆみなどが起こることがあります。まれにアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起こることがあるため、投与後の体調変化も確認します。
Q費用はどのくらいですか?
保険診療ですが、自己負担額は保険負担割合、投与量、投与回数で変わります。花粉症では総IgE値と体重により投与量が変わるため、検査後に見通しを説明します。
監修
吉井 恭平
池袋サンシャイン通り皮膚科 院長
掲載内容は公開日時点の一般的情報です。症状、既往歴、妊娠・授乳、内服中の薬によって適切な治療は異なります。
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参考資料