池袋サンシャイン通り皮膚科の診療スペース
Dermatology Medicine

ブイタマークリームとは

ブイタマークリームは、タピナロフを有効成分とするAhR作動薬です。ステロイドを含まず、成人の尋常性乾癬と12歳以上のアトピー性皮膚炎に1日1回使用します。毛包炎やニキビ様の変化を含めて再診で確認します。

タピナロフ 1%芳香族炭化水素受容体(AhR)作動薬使い方副作用池袋で相談
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ブイタマーの概要

アトピー性皮膚炎と乾癬の両方に適応がありますが、年齢、皮疹の部位、感染の有無、これまでの治療反応を確認して処方します。

ブイタマークリーム1%の製剤写真
製剤写真:鳥居薬品(公式製品情報より)。処方される剤形・規格は診察時に確認します。

まず結論

ブイタマークリームは、タピナロフを有効成分とするAhR作動薬です。ステロイドを含まず、成人の尋常性乾癬と12歳以上のアトピー性皮膚炎に1日1回使用します。毛包炎やニキビ様の変化を含めて再診で確認します。

一般名
タピナロフ 1%
分類
芳香族炭化水素受容体(AhR)作動薬
剤形
クリーム1%
主な適応
成人の尋常性乾癬、12歳以上のアトピー性皮膚炎
用法
通常、1日1回、適量を患部に塗布
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どのような時に使う薬か

薬名ではなく、診断と治療目標を確認して使用します。

適応・役割アトピー性皮膚炎

国内では12歳以上が対象です。炎症の強さ、部位、既存治療との組み合わせを判断します。

適応・役割尋常性乾癬

成人の尋常性乾癬に使用します。体表面積、部位、爪・関節症状を確認します。

適応・役割1日1回

継続しやすさが利点ですが、塗布量と範囲が不足すると十分な評価ができません。

他の薬との違いプロトピックはカルシニューリン阻害薬、コレクチムはJAK阻害薬、モイゼルトはPDE4阻害薬、ブイタマーはAhR作動薬です。対象年齢、適応疾患、回数、副作用が異なります。
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塗り方と治療の進め方

処方された部位・回数・期間を守り、再診で効果と副作用を確認します。

  1. 通常は1日1回、患部へ薄く均一に塗ります。目や口などの粘膜には使用しません。
  2. 毛包炎、ニキビ様の発疹、刺激、接触皮膚炎がないか確認します。
  3. アトピーで8週間、乾癬で12週間使用しても改善しない場合は、継続の必要性を再評価します。
外用量の確認
塗布量が少なすぎると薬効を評価できません。何本をどの期間で使うか、FTUなど具体的な量を診察時に確認してください。
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副作用・注意点

『非ステロイド』は副作用がないという意味ではありません。

使用中に確認すること
塗布部位の毛包炎、ざ瘡、接触皮膚炎、刺激感などが報告されています。感染部位への使用、妊娠・授乳中の使用は診察で判断します。痛みを伴う膿疱が増える、広範囲に悪化する場合は早めに相談してください。
診察前に伝えること
妊娠・授乳、年齢、アレルギー歴、過去のかぶれ、皮膚感染症、他院や市販薬を含む併用薬を伝えてください。
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処方を考える医師向け

承認情報と疾患別ガイドライン、臨床試験のエンドポイントを分けて確認します。

作用機序AhR活性化を介し、炎症性サイトカインの調節、抗酸化応答、皮膚バリア関連遺伝子への作用が示されています。単なる『非ステロイド』ではなく標的の異なる薬として説明します。
国内アトピー試験12歳以上を対象とした日本の第III相試験で、8週時のIGA成功率はタピナロフ群20.24%、基剤群2.24%、EASI-75は40.3%対4.3%でした。患者背景と評価時点を踏まえて説明します。
乾癬試験PSOARING 1・2では12週時PGA成功率が35.4%・40.2%、基剤群6.0%・6.3%でした。海外試験であり、国内添付文書の適応・用法と合わせて解釈します。
安全性と再評価毛包炎、ざ瘡、接触皮膚炎、刺激を確認します。感染性皮疹を鑑別し、アトピー8週・乾癬12週で無効なら診断、塗布量、併用治療、継続適否を再評価します。
エビデンスの読み方国内第III相試験と海外の乾癬第III相試験で有効性が検証されています。一方、比較対象は主に基剤であり、他の標的型外用薬との直接比較ではありません。治療歴、部位、患者希望を踏まえ、既存薬との使い分けを個別に判断します。
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池袋でブイタマーを相談したい方へ

池袋駅東口・サンシャイン通り周辺で、保険診療の外用薬を相談できます。

症状を確認

皮疹の部位、経過、かゆみ、痛み、膿、これまでの薬を確認します。

薬を選択

診断、年齢、部位、炎症、感染、続けやすさに合わせて処方します。

再診で調整

効果、副作用、塗布量を確認し、継続・変更・終了を判断します。

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よくある質問

ブイタマーはステロイドですか?

ブイタマーはステロイド外用薬ではありません。ただし、非ステロイドであることだけで安全性や効果を判断せず、薬ごとの副作用と適応を確認します。

ブイタマーは顔にも使えますか?

薬の適応、皮疹、年齢、目や口との距離で判断します。顔は酒さ・ニキビ・感染・接触皮膚炎も見分ける必要があるため、処方された範囲に使用してください。

どのくらいで効きますか?

疾患と炎症の強さで異なります。処方時に再診時期と評価する症状を決め、改善しない場合は塗布量、診断、感染、かぶれを見直します。

塗った後に赤みやかゆみが増えた場合は?

刺激、接触皮膚炎、毛包炎、感染、原疾患の悪化などが考えられます。強い悪化や痛み、膿、広がる赤みがあれば使用を止め、早めに受診してください。

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監修医師

監修医師 吉井恭平
池袋サンシャイン通り皮膚科 院長
吉井 恭平

外用薬は「ステロイドか、非ステロイドか」だけで決めるものではありません。診察では、疾患、炎症の強さ、塗る部位、年齢、感染の有無、これまでの治療反応、毎日続けられる剤形まで確認します。従来型の非ステロイド性消炎外用薬は作用が穏やかな一方、接触皮膚炎に注意が必要です。タクロリムス、JAK阻害薬、PDE4阻害薬、AhR作動薬はそれぞれ適応年齢や使い方、安全性が異なります。薬の名前だけで選ばず、治療目標と再診時の評価項目を共有することが大切です。本記事は添付文書、診療ガイドライン、査読論文を確認し、患者さんと医療者の双方が治療の位置づけを理解できるよう整理しています。

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参考文献

  1. PMDA ブイタマークリーム1% 添付文書
  2. 塩野義製薬 ブイタマー製品情報
  3. Japanese phase 3 trials of tapinarof for atopic dermatitis
  4. Tapinarof cream for plaque psoriasis: PSOARING 1 and 2
  5. 日本皮膚科学会 アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024

掲載内容は一般的な医療情報です。処方の適否、使用量、使用期間は診察で判断します。添付文書の改訂や患者さんの状態により説明内容が変わることがあります。