
テラ・コートリルの成分と役割
掻き壊しなどで細菌感染を伴う可能性がある湿疹に、適応を確認して短期間使う配合外用薬です。
抗菌薬+ステロイド配合
成分を確認国内の分類です。海外論文のpotency分類とは段階が異なります。
位置づけを確認膿、黄色い痂皮、滲出、疼痛などを確認した限られた部位に使い、改善後は通常の湿疹治療へ戻します。
部位を確認
テラ・コートリル軟膏の製剤例
実際に処方された薬は、チューブと薬袋の名称、濃度、剤形を確認してください。同じ「ステロイド」でも成分と強さが違い、似た名称でも抗菌薬配合の有無が異なることがあります。
テラ・コートリルの強さと使い分け
強さだけでなく、皮疹の重症度、体の部位、剤形、感染徴候を合わせて判断します。
表は左右に動かして確認できます
| 確認すること | テラ・コートリルでの考え方 | 診察での見直し |
|---|---|---|
| 向く場面 | 掻き壊しなどで細菌感染を伴う可能性がある湿疹に、適応を確認して短期間使う配合外用薬です。 | 紅斑、浸潤、苔癬化、びらん、掻破の程度を確認 |
| 薬の役割 | オキシテトラサイクリンとヒドロコルチゾンを配合し、感染と炎症を同時に見る薬です。 | 炎症が落ち着いた後の維持薬を決める |
| 部位 | 膿、黄色い痂皮、滲出、疼痛などを確認した限られた部位に使い、改善後は通常の湿疹治療へ戻します。 | 顔・首・間擦部・陰部・小児は短期間で評価 |
| 避ける場面 | 感染徴候がない湿疹への一律使用、真菌・ウイルス性皮疹、顔への漫然使用、長期連用は避けます。 | 真菌・細菌・ウイルス検査や別診断を検討 |
| 同系統薬との違い | 通常のステロイド強さ表に単純に並べる薬ではありません。感染徴候があるかを先に判断します。 | 一般名、濃度、剤形、配合成分を照合 |
塗る量・回数・剤形を確認する
製品の電子添文と処方指示を優先し、塗布量不足と漫然使用の両方を避けます。
指示された皮疹だけに塗り、顔用と体用を入れ替えません。
1FTU約0.5gで、成人の手のひら約2枚分が一般的な目安です。
急性期と改善後で回数が変わります。自己判断で増減しません。
減量、間欠使用、保湿・非ステロイドへの移行を再診で決めます。
炎症を抑えるテラ・コートリルと、乾燥・バリアを整える保湿剤は役割が異なります。塗る順番より、指定範囲へ必要量を確実に塗り分けることを重視します。
軟膏は乾燥・亀裂に使いやすく、クリームは使用感に優れますが刺激が出る場合があります。ローションは頭皮・有毛部に向きます。
副作用・感染症・受診の目安
適正使用では治療効果が期待できますが、症状が合わない、悪化する、長期になる場合は診断と処方を見直します。
皮膚が薄くなる、毛細血管が目立つ、ニキビ様のぶつぶつ、口周りや顔の赤み、かぶれ、多毛、色素変化などがあれば相談してください。
輪状に広がる、膿・痛み・熱感、水疱、急速な拡大、発熱、眼の違和感があれば使用範囲を広げず受診してください。
- 感染徴候がない湿疹への一律使用、真菌・ウイルス性皮疹、顔への漫然使用、長期連用は避けます。
- 妊娠・授乳中、乳幼児、広範囲、眼周囲へ使う場合は、処方時に必ず伝えてください。
- 別の方の薬や古い残薬は、見た目が似た皮疹でも使わないでください。
池袋でテラ・コートリルを相談したい方へ
池袋駅東口・サンシャイン通り周辺で、使用中のテラ・コートリルの強さ、塗る量、部位、副作用、変更の必要性を確認できます。
一般名、濃度、剤形、処方日、残量が分かると調整しやすくなります。
薬を照合湿疹、白癬、感染、ヘルペス、かぶれ、乾癬を見分けます。
診断を確認使用量、期間、再診日、維持薬、再燃時の対応まで共有します。
出口を決めるよくある質問
テラ・コートリルはどのくらい強いステロイドですか?
テラ・コートリルは抗菌薬を含む配合剤です。配合剤(単純な強さ順とは分けて判断)で、通常の強さ順だけで選ばず感染徴候を確認します。
テラ・コートリルを顔に塗ってもよいですか?
顔は吸収が高く、酒さ様皮膚炎、口囲皮膚炎、皮膚萎縮などに注意が必要です。処方された部位と期間を守り、自己判断で顔へ転用しないでください。
どのくらいの量を塗ればよいですか?
一般的な目安として1FTUは約0.5gで、成人の手のひら約2枚分に相当します。年齢、剤形、塗る部位で変わるため、処方時の指示を優先してください。
良くなったらすぐ中止してよいですか?
皮疹によっては、回数を減らす、下位ランクや非ステロイド外用薬へ替える、再燃部位に間欠使用する方法があります。自己判断せず終了条件を確認してください。
塗っても治らないのは薬が弱いからですか?
塗布量不足だけでなく、白癬、ヘルペス、細菌感染、接触皮膚炎など診断が異なることがあります。増量せず、皮膚科で見直してください。
池袋でテラ・コートリルの処方を相談できますか?
現在のチューブ、薬袋、お薬手帳があれば持参してください。皮疹の部位と重症度、過去の反応を確認して、処方の必要性と使い方を判断します。
抗菌薬配合ステロイドを比較
配合するステロイドと抗菌薬が異なり、感染の種類と皮疹の状態で選びます。
処方・鑑別・安全管理を確認するための情報です。患者さんは上部の患者向け説明をご覧いただき、薬の開始・変更・中止は自己判断せず診察時にご相談ください。
患者さん向け情報へ戻る ↑FOR PRESCRIBERS / MEDICAL PROFESSIONALS
処方医向け:テラ・コートリルの医学情報
適応菌・感染巣、用法、安全性、治療終了を既存の医師向け情報と一次資料から確認します。
原因微生物、感染巣の処置、患者背景、治療期間を一体で評価し、反応不良時は漫然継続せず再評価します。 正確な効能・用法・禁忌は最新の電子添文・適正使用資料を優先してください。
最初の要点を開いています。見出しから「適応」「処方設計」「安全性」「再評価」「一次資料」を必要な順に確認できます。
EVIDENCEエビデンス上の位置づけ
テラ・コートリル固有の成分・ランクと、寛解導入、維持、安全性、無効時の再評価を整理します。
AAD 2023はADに対する局所抗菌薬の一律使用を推奨していません。感染徴候を診察で確認し、配合剤は期間を限定します。Cochrane 2024の対象も臨床的感染を伴う湿疹を除外しているため、非感染性湿疹の有効性データを感染例へ単純外挿しません。
処方設計この製剤での実務ポイント
局所抗菌薬配合剤の役割を短期に限定し、維持療法にしません。膿痂疹化が広い場合や全身症状があれば内服・培養・処置を検討します。
適応判定病勢と部位
掻き壊しなどで細菌感染を伴う可能性がある湿疹に、適応を確認して短期間使う配合外用薬です。 膿、黄色い痂皮、滲出、疼痛などを確認した限られた部位に使い、改善後は通常の湿疹治療へ戻します。
処方設計塗布量とアドヒアランス
FTUで1回量を具体化し、処方本数と塗布面積が整合するか確認します。過少塗布と塗り忘れを『薬が弱い』と誤認しないようにします。
安全管理剤形選択
乾燥・亀裂は軟膏、使用感を優先する部位はクリーム、頭皮・有毛部はローションを検討します。基剤による刺激や接触アレルギーも評価します。
再評価寛解後の出口
連日塗布を漫然と続けず、漸減、下位ランク、週2回前後の間欠使用、保湿、TCI・JAK・PDE4外用への移行を計画します。
適応判定無効・悪化時
KOH、培養、ヘルペス、疥癬、接触皮膚炎、酒さ、乾癬を再評価します。十分量を使っても改善しない広範囲例では全身治療適応も検討します。
安全管理安全性
皮膚萎縮、毛細血管拡張、ざ瘡様皮疹、酒さ様皮膚炎、感染のマスクを確認します。眼周囲、広範囲、ODT、小児、高potency長期では眼・HPA系も意識します。
処方実務成分・ランク
| 確認項目 | テラ・コートリルでの判断 | 見直しの目安 |
|---|---|---|
| 成分・ランク | オキシテトラサイクリン塩酸塩/ヒドロコルチゾン/配合剤(単純な強さ順とは分けて判断) | 薬袋・チューブ・一般名を照合 |
| 塗布部位 | 膿、黄色い痂皮、滲出、疼痛などを確認した限られた部位に使い、改善後は通常の湿疹治療へ戻します。 | 顔、頸部、間擦部、陰部は早期再評価 |
| 治療目標 | オキシテトラサイクリンとヒドロコルチゾンを配合し、感染と炎症を同時に見る薬です。 | 紅斑・浸潤・掻痒・睡眠・掻破の改善 |
| 中止・変更 | 感染徴候がない湿疹への一律使用、真菌・ウイルス性皮疹、顔への漫然使用、長期連用は避けます。 | 改善後は頻度・ランク・維持薬を調整 |
EVIDENCE高エビデンス文献の読み方
SOURCES一次資料・診療ガイドライン
- テラ・コートリル軟膏 製品情報・製剤写真(陽進堂ホールディングス)
- PMDA 医療用医薬品情報検索
- 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024
- AAD Guidelines of care for adult atopic dermatitis with topical therapies
- Cochrane 2024: Topical anti-inflammatory treatments for eczema
- Proactive treatment systematic review and meta-analysis
- The finger-tip unit: a practical measure
- Strategies for using topical corticosteroids in children and adults with eczema
本節は医療従事者の情報確認を目的とした整理です。実際の処方は最新の電子添文、適正使用資料、診療ガイドライン、患者背景および施設要件に基づいて判断してください。最終医学レビュー:2026年8月13日
監修医師
薬の基本情報だけでなく、選ぶ条件・避ける条件・改善後の出口まで確認しています。
監修医からのメッセージ
感染の種類、鑑別、検査・培養の必要性
用法、期間、患者背景、相互作用
改善・悪化時の中止、変更、追加処置
参考文献
- テラ・コートリル軟膏 製品情報・製剤写真(陽進堂ホールディングス)
- PMDA 医療用医薬品情報検索
- 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024
- AAD Guidelines of care for adult atopic dermatitis with topical therapies
- Cochrane 2024: Topical anti-inflammatory treatments for eczema
- Proactive treatment systematic review and meta-analysis
- The finger-tip unit: a practical measure
- Strategies for using topical corticosteroids in children and adults with eczema
掲載内容は一般的な医療情報です。個別の診断、処方、開始・中止は診察で判断します。
